ニュースで、大手企業の内定式の模様が流れていました。
早いもので、今年度も半分が過ぎました。
人は区切りのとき、新たに誓いを立てるのが好きです。
過去を振り返り、その反省に立ち、これからの未来の展開に思いを致します。
10月1日も、年度後半のスタートとして区切りの1日の一つと思います。
昨日は、いつもより早く就寝したので、午前1時に目覚め、そのまま事務所に出向いて、
メールを読んだり、愛読書に目を通したり、NHKの「ラジオ深夜便」を聞いたりしています。
松下幸之助さんの「道をひらく」(PHP研究所)の【素直】について、なかなか含蓄あるお話しが書かれています。
逆境は尊い。しかしまた順境も尊い。
要は逆境であれ、順境であれ、その与えられた境涯に素直に生きることである。
謙虚の心を忘れぬことである。
素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚れ(うぬぼれ)を生む。
逆境、順境そのいずれをも問わぬ。それはその人に与えられた一つの運命である。
ただその境涯に素直に生きるのがよい。
素直さは人を強くし正しく聡明にする。逆境に素直に生き抜いてきた人、順境に素直に伸びてきた人、
その道程は異なっても、同じ強さと正しさと聡明さを持つ。
そうなのです。【素直】は、現在の私が一番心すべき言葉なのです。
小林 博重