心が穏やかになると、自然と草花を愛でる心になる。
5月は新緑の季節だ。昨日の午後は16時から2時間ウォーキングを愉しんだ。
昨日のウォーキングは、緑多いコースだ。東京は大都会だが、実に緑が多い。心安らぐ街だ。
外苑前〜赤坂御所〜四ツ谷駅〜(麹町大通り)〜半蔵門〜千鳥ヶ淵緑道〜靖国神社〜(靖国通り)〜市ヶ谷駅〜防衛省〜富ヶ谷〜(外苑西通り)〜国立競技場〜外苑前。約2万歩。
靖国通りの花屋でミニ観葉植物を買った。早速、事務所の書斎コーナーに飾って水遣りをした。
一昨日も表参道の花屋で3輪の向日葵を買って花瓶に刺した。
MYパートナーズさんからいただいたアマリリスは、白の花は早咲きで枯れてしまったが、赤はこれからだ。狭いベランダで蕾は間も無く開くだろう。
NHK朝ドラの”らんまん”を毎朝視ている。ここのところの朝ドラは視ていなかったが、今回の主人公の牧野富太郎(テレビでは槙野万太郎)博士を務める神木隆之介さんに私は好感を持っていることもある。そして、ドラマはピュアで面白い。
万太郎は「雑草という名の草はない」と言う。草花は戦わない。生きることは戦いなのかもしれないが、草花の世界には人間のような醜い戦いがあるとは思えない。まさにこれからの世界が目指すSDGsだ。
この世に生まれてきた、生きとし生けるもの全ては何らかのミッションを持って生まれてきたはずだ。人を傷つけることがミッションであるはずがない。どうして人間は争うのだろうと思う。「たたかい」は、戦いではなく「自分との闘い」であるべきで、人のお役に立つ生き方をすべきではないのか。
雑草という名の草はない。一人一人皆んなその生物固有の名前があり生き方がある。それをお互いが尊重し合う。思い遣りを持つ。
私は万太郎のような生き方をしたいものだと思う。そんなことを事務所に植えた草花を見て思いを致す。
私は運がいいと思う。
昨年6月4日の生前葬&出陣式は、何も考えた末に行なったものではない。成り行きで、それに意味を付けて行なった。結果、それが私の人生を実に意義あるものにしてくれている。 70歳での区切りは何も私の哲学を変えるものではない。寧ろ、哲学の進化、深化、純化になった。
第一生の経験をベースにして、第二生は真逆の対象を通じて進化、深化、純化していく。新しい人生を生きる。魂を磨き続ける。
生前葬&出陣式から間もなく1年だ。1年の助走期間を経て、6月から新しい小林博重がスタートする。いや、不動院重陽博愛居士だ。
心穏やかに第二生を生きていきたいと思う。
不動院重陽博愛居士
(俗名 小林 博重)