昨日は久しぶりに事務所のベランダで土を弄った。春になったせいもある。それよりも、五十肩も良くなってきて、第二の生の「生き方スタイル」も「これで行こう」と思ってスッキリと前向きに生きていこうと思ったせいが大きい。
私は、NHK朝ドラ「らんまん」の主人公万太郎のように、こよなく植物を好む人間ではないが、緑に包まれていると心が穏やかになる。人間は皆そんなところがある。
そして、心が穏やかになると悪いことは頭の片隅に押しやられる(まだまだ人間ができていないから、ガンジーのように「全て許す」強さを持つには至らない。その域には「生涯をかけて辿り着けばよし」と言うところだろう)。
そうすると、なぜか幸せな気持ちになり、人のことを思い遣ることができるようになる。そして、人のために尽くすことで、自分がさらに幸せになる。
良い循環の連鎖が始まるのだ。あくまでも幸せのスタートは「自分の心から」なのだ。
自宅の奥に閉まってあった祖父小林米次郎の写真を事務所に掛けた。「私の第二生の想いは祖父の精神にあるからだ」と思うに至ったからだ。
祖父は強く優しかった。
レイモンド・チャンドラーに「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」の名言があるが、それを祖父は地でいっていた。自然体で強く優しかった。
女性の活躍が社会を強くする。そして、女性が活躍すると社会が優しくなる。
その応援団長に私はなりたいと思う。
不動院重陽博愛居士
(俗名 小林 博重)