インプラントの手術(4.13)から5日目。その後の経過をチェックするため、西新宿のサンデンタルクリニックに出かけた。
ここのところ、宿泊を伴う出張はしていないし、都内の企業訪問もさほど多くはない。昨日もアポなしの日だ。
爽やかな春の日でもあり、ウォーキングで往復することにした。五十肩もだいぶん良くなってきたこと、杉花粉の飛散はピークが過ぎ、花粉症も治まってきたこともある。マスクなしだ。外苑前から新宿の往復で歩数は約15千歩。 早足で歩くとじわっと汗を掻く。事務所に戻りシャワーを浴びて気分一新というところだ。
私の職業は、大きい範疇では自由業の部類だろう。こんな「フーテンの寅さん」をしていて生業(ビジネス&ボランティア)をしている御仁はほとんど見かけない。 年中無休ではあるが年中遊びでもある。「仕事が遊びになるのは理想だ。私はそれを地で行っている」と自分勝手にそう思っている。 これは、成り行きでこうなったのであり、私が深謀遠慮を経てなったものではない。
ウォーキングは健康のためということもあるが、ストレス解消の意味もある。気分がいい時にウォーキングをするので、ウォーキングでストレス解消をしているわけではないのかもしれないが。
ウォーキングをしながらいろいろなことを考える。私の仕事は自由業だが、それは何で成り立っているのかと考える。
金融でもないし、コンサルティングでも教育関係でもない。そんな高尚なものではない。
そして、私が関わってきた今までの事例を思い起こし、「私の仕事はいわゆる『通訳』のようなものだ」と思った。
皆さん、きちんとした日本語で話す。勿論、相手に意味は通じる。しかし、本当に言わんとしたことは通じていないことが多々ある。それは日本人の奥ゆかしい”ストレートに本音を言わない”こと、遠回しに言うことから来ているのかもしれない。
ストレートに言うと失礼と思う忖度なのかもしれないが、それではビジネスは時間がかかってしようがない。ビジネスが成約しなくてもそれが早く分かったほうが時間の無駄が省ける。
私は時々、親しい人に、「小林さんは、ど厚かましいが嫌われない奇特なキャラクターだ」と言われる。きっとこれは褒め言葉だと私は思っている。 ズバッと人の懐に入っていかなければ、なかなか人間関係は温かいものにはならない。
ビジネスはその商材やサービスの中身もさることながら、人間関係のウェイトが高い。人間がしているのだから当然だ。
そんなことで、日本人には通訳が必要と思うシーンが多々ある。日本人同士の場合、外国語の通訳ではなく、私のような”本音を伝える”通訳”だ。だから、私はこれを生業として何とか生きているというわけだ。
私は、この”通訳”をもっと汎用性のあるものにしたいと思う。
私の第二生は、私の持って生まれたキャラクターと第一生の経験や人脈を生かして、この”通訳”ビジネスを活性化したいと思っている。
不動院重陽博愛居士
(俗名 小林 博重)