交換した名刺はどれだけあるだろうか。事務所には、五十音順で17冊の名刺整理帳があるが、これも個人会社を立ち上げてからのもので、それ以前の名刺は今は廃棄して手元にはない。その他にも応援団関係の名簿がある。
私は人と人をつなぐことで生業(生計と生きる存念)を維持しているから、私がお付き合いしてきた名簿は私の「命」と言っても過言ではない。勿論、その名簿には付き合いの濃淡はある。
昨日は半日を掛けて全ての名刺整理帳をはじめとした名簿をチェックした。
以前は、年に一回、年賀状を出す時くらいに名簿をチェックしていた。昨年から年賀状は、来た年賀状の返信に出すことにしたこともあって、全ての名簿のチェックをすることはなかった。
少なからず、全く思い出せない名刺がある。名刺には、交換した日が書いてあるので思い出しても良さそうなものだが、脳に入る名簿の数は上限があるのか、私が認知症予備軍に入ってきたせいなのか。
なぜ名簿をチェックしたのかと言うと、私が今まで築き上げてきた『人脈』と言うソフトのインフラをもっと充実したものにしようと思ったからだ。
私と人さまとの間には、太いパイプか細いパイプか、何らかのパイプができている。
そのパイプの集合が、私が言うところの『人脈』だ。この『人脈』は何もメンテナンスしていなければ、朽ちて最後には廃墟になってしまう。 そのメンテナンスこそが『人脈』と言う「ソフトのインフラ」を価値あるものにする。「人のため世のために尽くすインフラ」にするのだ。
では、どんなメンテナンスがあるのか。それは「人脈」と言うインフラに水を流すことだ。澄んだ、清い、栄養分が豊富な、美味しい水を流すことだ。 そして、その水が私のインフラに栄養を与え、そのままでは廃れてしまうであろうインフラを新しく生まれ変わらせてくれることを願う。
私は多くの企業のビジネスサポートをしているが、その企業の商材・サービスは全ての他の企業に関わるものではないことが通例だ。間接的に関わるのだろうが直ではない(直でないとビジネスにはならない。だから、私がお手伝いをする意味があるのだが)。
会社(団体)とこの会社(団体)をつなぐパイプをつくるためにも、私がつくったインフラが潤って活性化していることがベターだ。
私のインフラに、その潤いを与えることができれば、私はOUEN Companyや学生たちにもっと貢献できるのではないか。それが延いては地域創生につながる。そんなことを考えた。
私のインフラに栄養を与えてくれる潤いの水はこれではないか。
私のインフラの再構築のためにFloraを応援しようと思う。
不動院重陽博愛居士
(俗名 小林 博重)