人生意気に感ず

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昭和36年、私が小学3年だ。村田英雄の「王将」が世に出た。私は王将の歌詞、迫力ある曲と村田英雄の歌声に聞き惚れた。

吹けば飛ぶよな 将棋の駒に
賭けた命を 笑わば笑え
生まれ浪速の 八百八橋
月も知ってる おいらの意気地

明日は東京に 出ていくからにゃ
何が何でも 勝たねばならぬ
空に火がつく 通天閣に
俺の闘志が また燃える

また、村田英雄はリバイバルで、戦前の曲である「人生劇場」を歌って大ヒットさせた。

やると思えば どこまでやるさ
それが男の 魂じゃないか
義理が廃れば この世は闇だ
なまじ止めるな 夜の雨

時世時節は 変わろとままよ
吉良の仁吉は 男じゃないか
俺も生きたや 仁吉のように
義理と人情の この世界

高倉健の「唐獅子牡丹」にも聞き惚れた。

義理と人情を 秤にかけりゃ
義理が重たい 男の世界
幼馴染の観音様にゃ 俺の心はお見通し
背中で泣いてる 唐獅子牡丹

「義理と人情の男の世界」
「男の闘志と魂」

そんな生きざまを志向することをベースに、西郷隆盛に憧れ、松下幸之助さんの水道哲学に感動して、「人として、人間として、人のために、世のために生きる」ことに人生を昇華させたいと思うようになったのは大学で応援部に入部した頃からだろうか。

銀行に20年勤め、稲盛和夫さんに出逢い、その謦咳に接し、「人としての生き方」「幸せな心の持ち方」を考えるようになった。そしてそれまでの想いは確信にまで固まった。 40歳前半のことだ。それからはや四半世紀が経つ。

この70年、七転八倒、紆余曲折の人生を送ってきた。早稲田の第二校歌「人生劇場」ではないが、
「人生意気に感じたら、ビクともするなと銅像が、ビクともせずに風に立つ」
「男子(おのこ)ばかりか女子(おなご)まで、早稲田の杜の宴に酔いしれる」
これからの第二の人生はそんな人生を送りたいものだと思う。

私は老若男女の老であり男だ。若者や女性には、私は縁がないとは言わせない。
OUEN塾の学生たちは私を「団長、団長」と慕ってくれる。彼ら若者たちと同じ夢を追いかけたい。あと半世紀120歳までとは言わない。人生100年時代。100歳現役で、あと30年は燃える青春を送りたい。

そんな夢のようなことが、目の前に起こってくるとは、それは天のお計らいだろうか。
因果応報、善因善果の世界であれば、それはありがたいことだ。

『一生青春、一生燃焼』

そんな相田みつをさんの色紙は、私を強く鼓舞してくれる。

「人生意気に感ず」

頑張ろう。そしてそのためにも健康には一層留意しよう。

不動院重陽博愛居士
(俗名 小林 博重)

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