2月18日(土)11時より、しめやかに河村勝美会長の告別式が福岡市中央区のユウベル積善社福岡斎場にて執り行われた。
私たち夫婦は、前日の通夜の後、天神南のコンフォートイン福岡天神に宿泊した。
10時過ぎ、ホテルを出て、地下鉄七隈線で天神南で乗車、薬院大通で下車して斎場に向かった。
妻は、河村会長の柩の一番近い席に座りたいと言い、2人で最前列の真ん中の席で告別式に臨んだ。
私は1年半のお付き合い、妻は私の生前葬&出陣式が初対面だからまだ7ヶ月だ。11月に私が福岡に出向く時、会長から「是非奥さんも連れていらっしゃい」と言われて、妻は初めての福岡旅行をした。会長と妻の対面はその2回だけだ。
しかし、私も妻も、会長とはそれぞれ10回以上にも亙る電話をした。そして、会長から送っていただいたお菓子や果物は数回に及んだ。妻からも会長に数回に亙り、お好きだろうと思う食べ物をお送りした。
12月以降、お具合が悪くなられて食が進まないようになられてからは「全快をお祈りした明治神宮のお守り」やネットで調べていくつかの「幸運を呼ぶグッズ」をお送りした。しかし、力及ばず、2月14日に会長は天に召された。
私たち夫婦にとって、それはほんとうに短いお付き合いだったが、この間の心温かい、熱い血が通った人間関係は奇跡としか思えないものだった。 こんなことがあるだろうか。こんな短時日でこんな深く熱い繋がりができるものだろうか。
会長に最後にお会いしたのは、11月の勤労感謝の日(11月23日)と東京に帰る24日だったが、伺う前にお電話だけではなくメールのやり取りをした。その時の会長のメールが最後のメールになった。 私はこのメールを読んで涙が出て止まらなかった。
もっと早くお出会いがあったなら、沢山の思い出が残ると思うと残念です。小林団長ご夫妻とのお出会いが、永遠に、いつまでも心に残る事と思います。 恭輔会長もきっと天国から団長ご夫妻とお会いできること、楽しみしていると思います。
日増しに寒さを感じるこの頃ですが、お身体ご自愛くださいネ。
感謝、感謝です。
河村会長はその時、死を覚悟されていたのだろう。そして、私に想いの丈をお話しになりたかったのだろう。そして、その後、12月、1月と何度かのお電話をいただいた。
私ができることを精一杯務めよう。会長は「団長しかできないことがあるのよ。よろしく頼みます。息子たちをよろしく頼みます」と何度も何度も仰ったお言葉は私の脳裏に焼きついている。
経営者としての生きざま、人間としての生きざま。
この1年あまりの短時日にこれほど強烈な印象を残して天に召された人、私たち夫婦をこよなく愛してくださった人だ。
そのご恩は決して忘れない。そのご恩に報いるのが人としてのありようだ。
そして、会長は、私に新たなミッションを与えてくださった。
それを第二の人生で果たしていこう。
短い間でしたが、ほんとうにありがとうございました。