「成功する=幸せになる」原則とは、

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松下幸之助さんに倣って『「成功する=幸せになる」原則』を、関わる「人」の観点から考えてみる。

第一、絶対条件は、人生において確固とした揺るぎない「哲学」「理念」「生き方」「志」を持つことだ。そして、自らが考え行動する中で、その「哲学」等は不動のものになる。相手は自分と言うことだ。

第二、必要条件として、その持った「哲学」「理念」「生き方」「志」を果たすための環境を整備することだ。
この必要条件が整備されていないと、たとえ、持った「哲学」が揺るぎないものであっても、その目指すところ(成功=幸せ)に辿り着くことはできない。 環境を整備するとは何か。それは対人関係をスムーズにすることに尽きる。

人は性善だが性弱な存在である。性弱が過ぎる(我欲で凝り固まる)人は性善から性悪になって取り返しが効かない人間になってしまうからそのよつな人とは付き合ってはいけない。無視をすることだ。 人間は基本的には性善であるから、何事もその相手の立場に立って、一旦立ち止まって考えることだろう。
「若気の至り」という言葉があるが、若い時には、正しいと思ったことは「何が何でも正しいのだ」と思って後先考えずに突き進んでしまう。それでは自分はスッキリはする。しかし、相手はと言えば、たとえ相手に負い目があったとしても、一方的に責められたら逆ギレしてしまうかもしれない。正しいことは上手くいくとは限らないのだ。そのことを分からないと「若気の至り」になってしまう。 人間は性善だが性弱だと思い、「恕の心」(思い遣り)を持って人と接することだ。そうすれば、相手は「申し訳ない」と言う心になって、全ては上手くいく。
人間の心理を分かって言動することだ。真の大人になることだ。それが身の回りの環境を良くすることになる。それができると「成功する=幸せになる」ための80%のところまで到達したことになるだろう。

そして、第三に、付帯条件としての「成功する=幸せになる」ための戦略・戦術の錬磨であり駆使である。
そのためには人の力を借りることが不可欠になる。「三人寄れば文殊の知恵」という諺もある。
想いを持った仲間たちを大切にし、彼らの想いをふんだんに反映させることだ。それが「ともに幸せになる」ということだ。
それは付帯条件の残りの20%であり、それが満たされて100%に到達するのだ。

多くの会社は、付帯条件としての「戦略や戦術」を戦わせることに終始して、肝心要の絶対条件と必要条件を軽視する傾向がある。
極端な場合は絶対条件と必要条件をお題目としてしか考えていない会社もある。
それでは会社と社員の「成功=幸せ」は果たされないのではないか。

不動院重陽博愛居士
(俗名 小林 博重)

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