東洋哲学者の安岡正篤さんは、職業観・仕事観について、下記のように述べている。
我々は何のために仕事をするのか、何のために会社はあるのかといえば、第一に自己の主体性・自立性を練磨すること、自由を確立することであり、進んでは、それによって、発達する自己を通じて、何らか世のため、人のために尽くさんがためである。
人間はみな職業を持っている。社会学者は職業に二つの意味を説いている。その一つは、それによって生活を営む手段とすることである。しかしこれは誰しも免れない条件ではあるけれども、それだけでは尊い意味はない。職業の大切なことは、それが生活の手段であるということのほかに、その職業である仕事を通じて、何らかの意味において、世のため、人のためになるということである、これあるによって職業は神聖であるということができる。これあるによって進歩がある
また、松下幸之助さんは、下記の三つが「経営に成功する原則」であると述べている。
第一は、絶対条件ともいえる経営の哲学、経営理念や志があることだ。
第二は、必要条件として、一人ひとりの豊かな個性を最大限に生かしきれる環境を企業として整備することだ。そしてその一人ひとりの内にある創造性を最大限に引き出すことに成功することだ。
第三は、あとは付帯条件としての戦略・戦術というものの駆使だ。
生きる哲学を持つこと、志をもって生きること、「世のため、人のため」という大義名分を持って生きることが人生を幸せに生きていく絶対条件であろう。
そしてそのために、天から与えられたその人だけの唯一の個性を如何なく生かすことだ。与えられていやいや仕事をする、生活をするためだけに仕事をするのではなく、創造性を発揮することによって豊かな感性を養い、たっぷりと生きている実感を感受することだ。
それがあって、テクニックとしての戦略や戦術がある。決してその逆ではない。間違ってはいけない。
OUEN Japan は、揺るぎない『信念』を持ってOUEN信念会を永続していきたいと思う。戦略や戦術としてのイベントに終わってはいけない。
イベントが盛り上がるということの基本には、この『信念』が不可欠なのだ。単なるイベントではない。そのことを決して忘れてはいけない
『応援』とは何か、「援けに応える」とは何か。
『利他の心』『恕(思い遣り)の心』を持って人生を生きることだ。それがその人に『人生の成功』をもたらす。『幸せ』をもたらすのだ。
不動院重陽博愛居士
(俗名 小林 博重)