皆様、明けましておめでとうございます。 皆様には、昨年中は一方ならぬお世話になりました。ここに深く感謝するものです。本年も昨年同様、よろしくお願いいたします
また、本日は、ご多忙の中、OUEN 信念会にご出席を賜りまして、誠にありがとうございます。
新年に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
さて、令和5年、今年の干支はうさぎです。コロナが収束して、みんなが心置きなくピョンピョンと飛び跳ねることができる年になってくれることを心より祈念するものです。
ところで、平成26年1月にOUEN Japanを設立して、早いもので満9年が経ちました。毎年、年末には“来る年に望む”という意味を込めて、OUEN望年会を開催しておりましたが、コロナ禍でここ2年は中止を余儀なくされております。
昨年は、私が古稀になったことを機に、6月4日に、「生前葬」と、第二の生のスタートとしての「出陣式」を行い、新たな気持ちで人生をスタートさせました。
そんなことで、心を新たにして、今年からは、新年会を、“信じ、念ずる”の意味を込めて、“OUEN 信念会”としてスタートさせたいと思います。
私は大学を卒業して安田信託銀行に入社しました。そして、40歳を過ぎた時に事業法人の新規開拓営業を任されました。ベンチャービジネスをはじめとした中小企業との取引開拓をする仕事です。
たまたま、そこで知り合った経営者の何人の方が、稲盛和夫さんが塾長をされていた「盛和塾」の塾生でした。
彼らとすぐにザックバランな付き合いをする仲になりました。そして、彼らとの懇親の席で、彼らは口を揃えて、「小林さんは銀行には向いていないと思う。今度、稲盛さんが東京の盛和塾にいらっしゃるから、稲盛さんとお会いする機会をつくろう」ということで、稲盛さんにお会いすることができました。
この稲盛さんとの出会いが私の人生を180度変えました。運命的な出会いが人生をつくるのです。人生とは、実に、面白くも、素晴らしいものです。
これが一つの切掛けになって、44歳6カ月で銀行を退職し、それからの七転八倒の15年の時を経て、平成26年、OUEN Japan の設立に至ったのです。
OUEN Japan はその名の通り、「日本を応援する」NPOです。
その大義は、学生たちの応援、企業の応援、地域創生の応援ですが、New OUEN Japan は、エッジを効かせることによって、この3つの大義を果たしていきたいと思います。
日本が元気になるためには、人口の半分を占める女性が活躍する社会でなければならないと思います。
私事ながら、70年の人生を振り返る時、多くの女性たちに支えられて今の私があることに思いを致します。
その女性たちのほとんどは、私がやりたいと思ったことを支えてくれる人たちばかりでした。しかし、この日本の社会で、果たして彼女たちの能力は十分生かされているのだろうか。彼女たちが自分でも気が付いていない能力を眠らせてはいないだろうかと思うのです。
平塚らいてうは「元始、女性は実に太陽であった。真心の人であった。今、女性は月である。他によって生き、他の光によって輝き、病人のような蒼白い顔の月である」と言っています。
私はそうではないと思うところもありますが、そうだと思うところもあります。
私に何ができるか分かりませんが、この日本が「女性が活躍する活き活きとした男女協働社会」になり、日本が再び元気になるように、その一助として、私は女性たちの応援団になりたいと思います。
そんな想いで、今年のOUEN Japanのエッジを、国連のSDGsの1つ、「ジェンダー平等を実現しよう」にいたしました。
最後に、ここにお集まりの皆さんが、「日本を元気にする想い」を持ってそれぞれの人生を生きていっていただくことを願って、私の新年のご挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
不動院重陽博愛居士
(俗名 小林 博重)