OUEN信念会は本日(1.15)現在、予定の140名を超えた。男性93名、女性50名で合わせて143名になった。
日本はビジネスではまだまだ男性社会であり、経営者や経営幹部は圧倒的に男性のウェイトが高い。社会人になるまでは学校の試験は男女平等だ。かつては大学受験は男子を優遇する大学があったがそれは医学の世界で、学窓を去った後を見据えての男子優遇だ。 社会に出るとなんだかんだ言っても女性にはガラスの天井があるのだろう。
OUEN塾でリーダーを募集したおりは福岡では7割以上が女子だった。
また、私の個人的思いかもしれないが、実質的には女性が実権を持っているのではないかと思うことが間々あった。会社の肩書きとは違う女性の力を感じることが間々あったのだ。 ある会社は女子会をビジネスの方向性を決めるイベントにしているが、それはその実質を見据えているからだろう。
私個人も人生70年間、勿論男性の影響は大きいことは間違いないが、人生の行く末を決めるキーパーソンと考えると男女の差はほとんどないことに驚いている。 それだけ、肩書きに関わらず女性は大きい影響力を持っているのだ。それは「かかあ天下」の比ではない。
つらつらそんなことを考えると、女性をもっと正当に評価して、それなりのポジションに付けることが、もっと日本が元気になるのではないかと心から思うようになったのだ。
そんなことで、今年から新たにスタートするOUEN信念会は「ジェンダー平等を実現しよう」をテーマにした。
私がMCを務めて6名の女性がパネリストになって”パネルディスカッション”を行う。
事前に彼女たちにいろいろヒアリングしたのだが、ちょっと驚いたことに、彼女たちは、勿論「ジェンダー平等」が実現される社会を望んでいるものの、個人的には6名とも男女差別を感じたことはないということだった。それだけこの6名の女性は強いということか。それよりも、彼女たちの能力や努力もさることながら、人生に対する姿勢・考え方が明るく前向きだということがそのような回答になったのだろう。自分のことは自分で開拓するというパイオニア精神を自然体で持っているのだ。 そして、ジェンダー不平等に悩んでいる同性への想いも劣ることなくしっかりと持っている。なんと素晴らしいことではないか。
ジェンダー平等と声高に叫ぶ必要のない社会になってほしいものだと思う。
そのためには、兎に角、女性の得意分野で女性のシェアを高めていくことだ。そして、それを男性が認めること、認めざるを得ないほど女性が活躍することだ。 そして、男性が、男性のみよりも男女協働で得手を持ち寄り働くことで会社や社会は成長することを肌身で感じることなのだろう。
私は、OUEN信念会のパネルディスカッションを、殊の外楽しみにしている。
不動院重陽博愛居士
(俗名 小林 博重)