人生は「苦楽吉祥」

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いろいろ仕事が舞い込んでくるが、直ぐ結果に結びつくものもあれば、1年以上、いや2年以上かかるものもある。

私のビジネス&ボランティアは人と人とをつなぐことをベースにしている。すなわち人間関係で生きている。だから、小手先で稼ぐことはしないことをモットーにしている。

しかし、生きていく以上、そんな悠長なことを言っていられないというのもまた真実である。

いつも明るく前向きに生きているのだが、時には落ち込むこともある。いつもの自分ではないと、どうしたものかと思うことがある。

昨夜はあまり快眠できなかった。一つならず引っかかることがあったからだ。

19時に床についたのだが、2時間も経たないで目が覚めて寝付かれない。うつらうつらして何とか眠ったようだが、3時に目覚めた。どうも寝足りた感がない。と言って眠ることもできない。こんな時は起きて事務所に出かけるに限ると、メンターの教えを忠実に守ることだと思い、3時過ぎに事務所に出かけた。

こんな時は、気になった仕事を振り返るにしくはないと思い、いくつか頓挫している仕事を整理してみた。ちょっと心が落ち着く。これは気分の問題だろうか。

朝風呂に浸かり髭と頭髪を剃って風呂上がりに「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」を読んだ。

この本は「月刊致知」に掲載されていた対談やインタビューを1年365日に分けて載せてある。たまたま7月7日の題は「仕事でもらったスランプは仕事で返す」(松本明慶さん、大佛師)だ。

我々は足を切ったり、指を飛ばしたり大怪我をすることもありますが、それでも私はあくる日も仕事場にいます。仕事をしない日はないです。お正月も、弟子には休みをやりますが、自分は木槌をふるっています。この正月の期間は仕事場を独占できて、新年の構想の下ごしらえができるんです。

こういう話をすると、「先生、そんなに仕事ばかりして、ストレスはどう解消していますか」と聞かれますが、スランプやストレスは何から起きているかといえば、結局は仕事から起きているんです。だからそのストレスは仕事でしか解消されないんですね。

魚釣りに行ってストレス解消しているという人もいるけど、それは一時的に忘れているだけで、実際は消えることはないんです。

野球選手がヒットを打てないからスランプやと言っても、そんなのヒット打てばいっぺんで直ります。

だから仕事でもらったスランプは仕事でしか返せないんです。それでもまた次にスランプがやってきますけど、そうやって繰り返していくうち、だんだん間隙が少なくなって、すーっと仕事ができるようになります。

一つの道を究めていくには精進を続けていかなければなりませんが、そのためにはまず考え方を変えないとダメだと思いますね。考え方が変わると行動が変わります。行動が変わると結果が変わります。

天台の教えにもありますよね。「苦楽」って。うちの工房の会報誌は、この「苦楽」に「吉祥」を足して「苦楽吉祥」というんです。結局、苦楽があるから吉祥があるんです。苦しいけど楽しいと考えを変えれば、必ず吉祥がきます。

また、「楽」という字には「多くの人が集まってくる」という意味があるそうですね。

私は「そんな長い時間、卒業も定年退職もなく、よく毎日やりますね」と言われますが、いい仕事を楽しんでやっていると、「あいつ、楽しそうだな」と人が集まってきます。寄ってきてくれた人たちに「あいつと一緒だと楽しいな」と思われ、また人が寄ってきてくださる。そうなると、どんな苦しいことがあっても楽しくなります。

これも天台の言葉ですが「一隅を照らす」という教えがあるでしょう。自分の仕事に懸命に取り組むことで、一隅を照らす。そうやってその場で光るような生き方をしておれば、必ず人は集まる。

私がいつも思っていることなのだが、ふっと忘れてしまうことがある。

仕事の借りは仕事で返す。

苦を楽しむ。

そんな一隅を照らす、光る生き方をしていれば、必ず人は集まってくる。

不動院重陽博愛居士

(俗名 小林 博重)

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