袖振り合う縁をも生かす大才になりたいものだ。

今日は5時前まで床に伏せっていた。台風14号が首都圏に最も近づくのは本日午前であり、たとえ自宅から事務所まで徒歩2分とは言っても、雨風で儘ならないことになるだろうと思ったからだ。

実際はそうではなかった。5時過ぎには雨風は止んでおり、傘も差さないで事務所に行くことができた。とは、言っても結果オーライであり、何事も最悪のことが起こるかもしれないとその準備は万全にしておくことが必須である。

昨日は、稲盛和夫さんのベストセラー『生き方』を再読した。妻には「読んでみたら」と、一昨日に再読した『成功と失敗の法則』を渡した。

私が稲盛さんにお会いしたのが、安田信託銀行時代、40代前半、札幌支店から本店営業部に転勤して、ベンチャービジネスを中心とした事業法人の新規開拓営業をしている時だった。

親しくなったオーナー社長たちの中で盛和塾の塾生が一人ならずいらした。彼らが言うには「小林さんは銀行員には向いていないのではないか。一度、私たちが入っている稲盛和夫さんが塾長をされている『盛和塾』にオブザーバー参加してみたらいい。人生が180度変わりますよ」と。

盛和塾は中小企業の経営者や二代目の次期社長が塾生だ。私のようなサラリーマンは塾生になることができない。しかし、稲盛和夫さんのご高名はかねてから存じており、その人間的魅力や迫力は松下幸之助さんに匹敵するものだ。そして、その謦咳に接してみたいものだと常々思っていた。

そんなことで、稲盛さんが東京の盛和塾にいらっしゃる時に参加させていただいた。このことが私の人生を180度変えてしまったのだ。コペルニクス的転回だ。

勿論、すぐ安田信託銀行を辞めたわけではない。日本の金融機関には金融自由化の荒波が押し寄せており、大手都銀といえども、その生き残りに四苦八苦していた。

金融自由化になると、信託銀行独自の信託機能はどの金融機関も扱うことができるようになる。そんな中で皆、縮こまり、安田信託らしい自由闊達な社風は失われつつあった。それではいけないことは分かっている。しかし、一サラリーマンの私の力では如何ともし難い。

銀行に留まって再生を目指すことよりも、私は銀行を飛び出して思う存分、私の個性を発揮することを選択した。稲盛さんとの出会いがそのきっかけになったのだ。

出会いとは不思議なものだ。それによって人生が180度変わることがある。私は人と人との出会いの中で生きている。そして、それが私のビジネスになっている。出会いは私の人生そのものなのだ。

11月8日の私の誕生日に開催する【重陽の会】もその出会いづくりになるだろう。

重陽の会のメンバーの間でメールのやり取りが始まった。私もその中に入れていただいている。私から皆さんにご挨拶として下記の内容のメールを出した。

名称については、当初は「賢女の会」としていたのですが、私がOUEN blogに「賢女の会」のことを書いたところ、独りならずのお読みになった方々から、「賢女というネーミングは如何なものか。差しさわりがある名前ではないか」というご意見をいただきました。

自らを「賢女」であると仰る賢女はいらっしゃらないですし、「我こそは賢女」という女性は真の賢女ではありません。

また、私は以前、異業種交流会なるものに何度か出席したことがあります。ある会が「賢人会」とネーミングされていてとても違和感がありました。

私自身が賢人ではありませんし、参加されている人は殆どがビジネスonlyであり、そんな人たちとのご縁でビジネスをすることはしたくないと思いました。

そう思った私が「賢女の会」をというのは、あなた方賢女の皆さんにとても失礼なことだと思い直し、私の戒名であり、今は本名でもある【重陽】の名を会の名称としました。

皆さんは、【重陽】という言葉は「重陽の節句」(9月9日)でご存知でしょう。

中国では、奇数は陽、偶数は陰であり、一番大きい一桁の奇数は9です。そして、その9が重なる9月9日は「重陽の節句」と呼ばれ、その日は陽のエネルギーが最も大きくなる日なんだそうです。

【重陽の会】は、陽のエネルギーを持った女性たちの集まりの会です。

大袈裟に言えば、その女性たちが世の中を陽のエネルギーで満たし、世の中を変えていく。そんな女性たちの会に成長していってくれればと願っています。

その会を、私の誕生日である11月8日に開催するとは、稲盛さんは「ど厚かましい男」と仰るでしょうが、きっとお許しになると、勝手にそう思っています。

今日も一日雨模様で、稲盛さんのご本を再読する1日にしようと思っています。

「生き方」「心。」「考え方」

みんな同じようなことが書かれていますが、稲盛さんが仰るには、「君たちは人間ができていないから同じことを何回も言わないと心に落ちていかない。だからいつも同じことを言うんだ」と。

リーダーは「才能」ではなく「習慣」でつくられると、最近読んだ「ありのままの自分で人がついてくる『リーダーの習慣』」に書かれてありました。「習慣はその人の生き方そのもの」です。

素晴らしい「生き方」とは、それは確固とした哲学を持って生きるということです。素晴らしいビジネスをする、素晴らしいボランティアをするということでしょう。そして、ビジネスは、イコールボランティアというのが、私の生き方哲学です。

柳生家の家訓にあります。

小才は、縁に出会って縁に気づかず

中才は、縁に気づいて縁を生かさず

大才は、袖振り合う縁をも生かす

皆さん、大才を目指しましょう!!!

そんなことで、11月8日、【重陽の会】が素晴らしい第1回になることを祈念します。

不動院重陽博愛居士

(俗名 小林 博重)