私なりの”汝自身を知れ”の生き方

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私は人と人、企業と企業をつなぐ蝶番役で生業を立てているが、一度双方をセッティングするだけが私の役割ではない。

世の中には大企業の役員だったり部長だったりして、その現役時代の人脈を売りにして企業の顧問になるケースが増えてきているようだ。企業もコスパを考えて、そのような人には、毎月の顧問料、あるいは成功報酬を支払うことで、営業社員の至らざるところをカヴァーしている。
一般的にはこのような顧問はそれまで培った人脈を会社に提供するのだが、その人脈は前職に関連した人脈であり、単に名刺交換しただけの薄いつながりのこともあるらしい。そして、その紹介先が前職の部下だった場合は元の上司として頭を下げることもなく、一度紹介したのだから後はそちらがフォローすることだ、私にそれ以上頭を下げさせるなという人も稀ではないらしい。 そのような人の人脈は広がるどころか尻すぼみになっていくだろう。
会社として、顧問を採用する時は、その人が現在どれだけの人脈を持っているかということよりも、その人の人柄を見て採用すべきと思う。その人に人を惹きつける人徳があるかが採用の最大のポイントだろう。

私が紹介する先は勿論ビジネスにつながる先が大前提だが、そのベースに紹介する人との人間関係がノンビジネスであることだということだ。
私はOUEN JapanというNPOを立ち上げて、学生たちの応援団(そのため、人は私のことを『団長』と呼んでくれる。私は東大で応援部のキャプテンをしていたが、東大は応援団ではなく応援部であるため、トップは団長ではなく主将と呼ばれていた。私はシュショウならば首相だ。やはり団長と呼ばれたいと思っていた。団長に憧れていたのだ。だから学生の応援団として団長と呼ばれることをこよなく好んでいる)をしているが、OUEN Japanのその名前の通り、「日本を応援する」のだから、日本にある企業や人を応援する応援団長になりたいと思っている。

私はノンビジネスでのつながりで学生たちとつながっている。企業の皆さんともノンビジネスなのだが、私が思うに、「人は生きているのだから、あえてノンビジネスとビジネスの境をつくる必要はない。9時〜5時でビジネスとプライベートを分けることがこれからの豊かな人生ということなんだろうが、私個人としては、それはつまらない人生と考える。
一つのことは、ビジネスでもありプライベートでもある。一粒で2度美味しいグリコのおまけの生き方が人生を2倍長く生きることになる、豊かな人生を送ることになると思っている。

私は、企業とはノンビジネスからつながっているので、企業の役職員の方々は私に対してほとんど構えない。ザックバランにいろいろなことを話してくださる。そして、それは本音ベースの話になる。 ビジネスだと駆け引きがあるようで、本音ベースで話していないものだから、無駄な時間を使うことも間々あるのだ。

私がビジネスをセッティングするとビジネスであっても私にはノンビジネスのように本音を話していただくことが多い。そうすれば、ビジネスは結構スムーズに進む。

ビジネスでも皆んなノンビジネスであるように話を進めればいいのにと思うが、なぜかそうはならないのは何だろうか。
それは”自分”が出過ぎるからではないか。私も”自分が一番”と思っているが、自分が一番いい気持ちになるのは人が喜んでくれること、人さまから「ありがとう」と言ってもらえることが一番、それが自分が一番いい気持ちになることだと思っているからだと思う。すなわち、「究極の利己は利他に通じる」ということだ。

私のビジネスでの役割は、双方の本音ベースの思いを、私を介してぶつけ合って、ビジネスの成約を果たすことなのだと思っている。 私はそれくらいの役割しかできない。あとはプロに任せる。私の蝶番の役割も、誰にも負けないプロの仕事であるということなのだ。

ソクラテスの『汝自身を知れ』を私は徹底することが幸せの一番の近道であると悟るまでに至った。70年間、馬鈴を重ねてきたおかけである。

不動院重陽博愛居士
(俗名 小林 博重)

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