人間の幸せと、応援=OUENしたくなる人

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福岡の八百治博多ホテルに宿泊する。いつもながら3時過ぎに目覚め、ゆったりと部屋の風呂に浸かり、髭と頭髪を剃りながら昨日の反省の時を持つ。

何気なくNHK総合テレビを点けて4時40分からの「視点・論点」を視聴する。
今日のテーマは「人間が幸福になる経済を求めて」と題して、東京大学名誉教授の神野直彦さんが語っていた。
私が日頃からずっと考えていることだったので、興味深く10分間を神野先生のお話に聴き入った。

人間には大きく2つの欲求がある。一つは存在(being)欲求であり、もう一つは所有(having)欲求なんだと。
前者は人間の幸せを追求し、後者は人間の豊かさを追求する。
私たち人間は、幸せになるために豊かさを追求してきた。人間の目的は幸せであり、その幸せを求めるための手段として豊かさがある。あくまでも豊かさは幸せになるための手段でしかない。 しかし、人間は豊かさを目的と思い違えて、本来の目的である幸せから遠ざかっているのではないか。

日本は小泉政権以来、新自由主義を目指してきた。そしてトリクルダウン理論(徐々にこぼれ落ちる)で国民は「おこぼれちょうだい」で豊かになり、それが幸せなのだと。きつい言葉になるが、政治は国民を騙してきたのだ。

私から言わせれば、トリクルダウンは、それは愚民政策でしかない。国民は自ら考える能力はないのだから、お上がこぼれ落ちる豊かさを落としてやるから、国民は口を開けて待っていればいい、それが幸せなのだと言っているように思うのだ。

たとえ、口を開けて滴る蜜を飲んだとしても、それは人間の幸せではない。人間の幸せとは、自らが考え、行動して、世のため人のために生きていると、自分が生きて働くことで、周りの人たちが幸せになる、それが生きている意味(存在=being)なのではないか。 私たち人間は生涯幸せを求め続けて生きていきたいと思う。

私は人一倍のお人好しとよく言われるが、それでも人を選んで、その人を応援=OUENする。
昔はダボハゼでほとんど人を選ぶことをしなかったせいもあり、結構煮湯を飲まされたものだ。この70年間、つい最近までそんなことはあった。 そのこともあり、70歳(古稀)になったことを機に、生前葬・出陣式(誕生日会)で生まれ変わり、新たな気持ちと身体でリスタートを切りたいと思うのだ。

昨日、黄英蘭さん(イノベーションソフト社長)同行で北九州市若松区の佳秀工業の寺本常務をお訪ねした。
寺本常務とは[OUEN塾in福岡・北九州]でお世話になっており、それでも3年くらいのお付き合いになる。OUEN望年会にもご出席いただいた。

黄さんは知り合ってまだ1ヶ月くらいだろうか。東大の後輩(竹本毅さん)が顧問をしている関係で、彼に手伝ってあげてほしいと依頼されたことがきっかけだ。

お二人とはなぜか気が合うと言うのか、お二人とも心が清い方のようにお会いした時からそう思った。私の第六感と言うところだろう。その第六感をお付き合いしながら確認していく作業が人間の付き合いということなのだろう。

寺本常務と14時のアポだったが、黄さんとは折尾駅で12時半に待ち合わせしたので、約束の時刻まで時間はたっぷりあった。

黄さんは中国のハルピン生まれ、東北の人だ。何で日本に帰化しようと思ったのか、日本のどこが気に入っているのか。大勢のエンジニアを社員やパートナーとして抱えていて、日本で会社を立ち上げて頑張っている。どこからそんなタフな力が出てくるのか。

私は長年の友人であるかのように、勿論失礼のないように質問した。彼女もそれに応えて、自然体で応えてくれた。私はますます彼女を応援してあげようと思った。

人と人との関係は合わせ鏡のようなものだ。こちらが心を開けば相手も開いてくれる(勿論、私は人を選んでいる)。

そんな、応援=OUENして差し上げたい沢山の人たちとこれからも巡り会いたいものだ。

小林 博重

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