企業の社風(企業性)と社員の人間性

投稿者:

私は44歳まで21年間に亙り銀行に勤めていたが、その内8年近く、勤務年数の4割近くは人事部門だった。人事部門を卒業し約5年間は営業部門の管理職だったが、営業も”ひとごと=人事”であり、殆どの期間は人事に関わっていたような気がする。そして今、ビジネスもボランティアも全て”ひとごと=人事”であり、私のミッションである「世のため人のため」「学生さんと、彼らを応援してくださる企業の皆さんとともに地域を応援する”地域創生”」は、全て”ひとごと=人事”の延長であり、『応援』こそが”ひとごと=人事”なんだと思う。
私の前半生を振り返ってみると、「いつも人事に関わって生きてきた」ように思う。すなわち、人事が私の天職なのだ。

“社風”をネットで繰ってみる。
社風とは、企業全体の価値観や信念が表れる企業独自のスタイルや雰囲気のこと。

社風が自分の性格や希望の働き方と合っているかどうかは人それぞれであるため、業務内容や待遇で入社を決めた企業であっても、入社後に「社風が合わなくて、働きづらい…」と感じてしまうケースもあります。

社風は、大手企業・中小企業・ベンチャー企業と、企業の規模によっても異なります。

大手企業の場合

ある程度歴史があり、規模も大きい大手企業となると、会社全体の価値観やルールが細かく定められていて、個人の価値観やアイディアは反映されにくいという特徴があります。企業の資産があり社会的信頼が厚い一方で、自分なりのアイディアや自由なルールは通用しにくいため、チャレンジ精神の強い方や新しい発想を取り入れたい方には働きづらいと感じてしまう部分があるかもしれません。

中小企業の場合

中小企業の規模になってくると、特に会社のトップの考え方や価値観が社風に強く影響しやすくなります。そのため、トップの考え方や方針に共感できる方には働きやすく、仕事に対する満足度も高くなるでしょう。また、大手企業に比べると規模が小さい分出世しやすい環境であるため、昇進を目標のひとつとしている方には向いているといえます。

ベンチャー企業の場合

ベンチャー企業は社員数が少ない分、意思決定もスピーディーに運びやすいという特徴があります。社員一人ひとりの仕事の裁量が大きく、大手企業と比べると柔軟に、自由度の高い仕事の進め方ができる会社が多いのも特徴です。その一方で、実力主義であったり、マニュアルやルールがないため自分で考えて業務をしないといけないといった点もあります。また、経営者との距離が近いため、その考え方や人柄に共感できるかどうかもポイントになりそうです。

私は銀行という保守的でお堅い会社の権化のような企業に勤めていた。

大学時代は金融機関だけには入りたくないと思っていたのに、中央官庁をドロップしたことと、応援部時代に応援部のことのみならず、人生全般に亙るまで、一際お世話になっていた応援部の先輩のお誘いもあって、安田信託銀行という「信託」が付いているが銀行には変わりない企業に入社した。

どうして入社したのかと言えば、それは安田信託銀行に勤めている人、人事部門をはじめとしたさまざまな立場の人があまり銀行くさくない”ザックバラン”な人たちばかりだったからだ。

そして、私なりに入りたくないと思っていた銀行に入る理由を考えた。「全ては人だ。安田信託銀行の社風は私には合うのだろう。そして、銀行は企業の血液であり、志高い企業家、起業家の支えになることが私が目指す”世のため人のために尽くす”ことなのだ」と。

社会に存在する法人は全て存在する意義がある。

あとは、私がその組織に合うかどうか。組織の社風に合うかどうかなのだ。それは間違いではないと思う。しかし、人間、いろいろな経験を積み、生き方が固まってくる。また、時代の流れで企業も変わらざるを得なくなってくる。組織の柵で生きていくことが耐えられないようになったら、自分に偽ることなく飛び出すことは限られた人生を後悔なく生きることではないかと思って44歳で飛び出した。

社風もあるが、最後は自分の生き方、人生観、人生哲学に沿って生きることができるかどうかだ。そんなことで、私は社風を人生観の次に考える。人生観が確立する前では、社風を第一に選ぶ基準とするということだ。

そんな意味で、社風の良し悪し(自分に合うかどうか)を私がお付き合いする企業の第一の選択基準にしたいと思っている。

第二の人生を生きるに当たって、この世は決して一人では生きていけないのだから、共に闘う友(すなわちそれは企業)は社風がいい(私の生き方に合う)企業でなければならない。

すなわち、お付き合いの期間の長短ではなく、素晴らしい人間性ならぬ企業性を持った企業とお付き合いしたいと思うのだ。

その点で、昨日行動を共にしたゼオライトさんとankさんは、企業の大小とは関係なく(素晴らしい心根の会社は必ず大きく成長する)、社風がいい、企業性が素晴らしい会社だと思う。

この2社は、私の第二の生の素晴らしいパートナーだ。

昨日初めてお会いしたゼオライト(株)の福島孝太さん、八木愛子さんは、お二人とも素晴らしい人間性豊かな人だと思った。

社風とその組織に属する人の人間性は間違いなく合っているものだ。

小林 博重

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。