108の煩悩に打ち勝つ。

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髭を毎日剃る時に、髪もバリカンで剃るように切ることを日課にしようと思う。
髪は人間の欲「煩悩」であり、毎日の反省を込めて、日々生えてくる煩悩をカットしてコントロールするのだ。

『煩悩』をWikipediaで調べる。

煩悩に打ち勝てば、人はより良く生きることができると言われる。

では、『煩悩』とは何か。

「煩悩」は、人が生きる時に感じる苦しみの原因になるもの。欲望、欲求、妄念、妄執を示す言葉。
仏教において、自分を苦しめるものは環境などの外的要因ではなく、自分の内側にある心理的なものである。欲を乗り越えるためには、自分自身と向き合うことだ。

煩悩に打ち勝つためには、

仏教においては、煩悩をなくす・消す・捨てることは不可能であると考えられている。しかし、自分の心を制し、コントロールすれば煩悩に飲み込まれることはなくなる。なぜなら、人の苦しみは心の揺らぎにより生まれるからだ。 欲は無理に抑えつけようとせず、執着や強い感情を制御することだ。

煩悩を抱えたままで幸せになることを煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)と呼ぶ。
「幸せになりたい」という煩悩があるからこそ、人は幸せになることができる。
煩悩をなくそうとするのではなく、前向きに捉え、正しく制御することが本当の意味で「煩悩に打ち勝つ」ということになるのだ。

煩悩が108種類もある、4つの説

人の心を苦しめる煩悩は108種類あると言われるが、これは煩悩がたくさんあることを示した俗説だ。

①六根
人の中にある6つの感覚(眼・耳・鼻・舌・身・意)のこと。人に迷いや欲を与えるもの。
六根で生じた感覚・状態を表すのが好・悪・平。「好」は快感、「悪」は不快感、「平」はどちらでもない状態。
ここに「浄(=きれい)」「染(=きたない)」と、前世・今世・来世の三世を意味する「過去」「現在」「未来」を組み合わせて、煩悩を数える。6×3×2×3=108。

②四苦八苦
人生における苦しみである生・老・病・死の四苦に、愛別離苦(あいべつりく)、怨憎会苦(おんぞうえく)、求不得苦(ぐふとっく)、五蘊盛苦(ごうんじょうく)を組み合わせたものが八苦。これが連なる重い苦しみが「四苦八苦」。4(四)×9(苦)+8(八)×9(苦)=108

③十纒(じってん)と、九十八結(くじゅうはっけつ)
十纒は「人の中にある悪い心」のこと。九十八結は、人の心を仏の世界でなく、輪廻の世界(この世)に結びつける欲望や執着の数を表す。10+98=108

④暦
季節や気候の変わり目、月の数といった暦を由来にカウントするという説。

いずれも、人が生きる上での誘惑や欲望は数多あるということだ。

108の煩悩にひとつひとつ打ち勝つことで、新たな人生を切り開くことができるのだ。

小林 博重

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