20時に就寝、3時に起床。日々8時間の睡眠が理想な日常生活のベースになっている。
今朝は2時半頃目が覚めた。額に手を当てて、体温が正常であることを確認し、ホッとした気持ちで事務所に出かけた。
これがコロナ禍の最近の私の朝の行事になっている。
しかし、世の中、なかなか、思ったようにはいかない。20時以降まで起きていたり、3時前に目が覚めてしまったりしてしまう。世の中はそんなものだと思わないと、そんな感性的悩みがストレスになって心身の体調が狂ってしまうことになる。 人間、真面目一辺倒だと生きづらい。ちょっとアバウトなところがあるのがいい。
私は最近になってようやくこの両面が身についてきたようで、これが第二の生が「下駄を履いて」スタートしたということだろう。
ありがたいことに、私の周りには多くの人たちがいらしてくださる。その人たちは、玉石混交ということか、玉もあれば石もある。
その見分けは一度会っただけで100%分かれば苦労はしないのだが、そうは問屋が卸さない。
慎重居士であれば、ちょっと胡散臭い人と思ったら深入りはしないで遠ざけるのだろうが、私はそれができるような性格ではない。
それが性悪な人に騙されてしまうことにもなっているのだが、私のような愚者でも「経験から学ぶ」ことは多く、少しずつ成長してきたように感じている。
人間は性善だが性弱な動物だから、ウイルスのバリアを構築する努力をしない人はその性が弱いため、ウイルスに侵されてしまう。そのような人との距離を取ること(コロナでいえばマスクや手洗いを欠かさないこと)で、ウイルスを避けることができる。私ももっとバリアを構築する努力をしなければいけないと思う。
それには、素直な心で真実を見つめることだ。そして、恕と慈愛の心で相手と付き合うことだ。人さまのおかげで今の自分があると感謝の心を持つことだ。自分は大したものではないと人さまのおかげで生きているのだと思うと自ずと謙虚な心になる。
そして、相手との相応しい距離感を決めて、それなりに付き合うことだ。それでも騙されることがあるかもしれないが、それは人を見る目が今一だったのだ、まだ修行が足りなかったと思うことだ。それは相手を恨むことではなく、自分の至らなさのせいだと自責の心を持つことだ。
穏やかに、心静かに、ちょっと一呼吸置いて、言葉を発することだ。
今日は、日帰りの札幌出張だ。
冬の札幌は何年ぶりだろうか。10年以上かもしれない。いや、銀行の札幌勤務は40歳前半だったからもう30年近く前かもしれない。
12月に札幌勤務を命ぜられた雪の札幌。妻が運転して行った夏の道北と道南の家族旅行。東京転勤が決まって、タクシーで周った雪の道東旅行。 私は法人営業課長をしていたので、定期的に全道の信用金庫を訪問していた。北海道旅行をしているようなものだった。
家族旅行は私の旅の行き先の紹介でもあった。遠い昔のことだ。
小林 博重