地域創生と地域金融機関

投稿者:

今日の午前は、九州北部信用金庫協会の篠原専務とのYouTube用対談の撮影を行う。昨日は長崎県川棚町から博多に入り、篠原専務を訪ねた。
1月5日NHKで放映された「クローズアップ現代プラス」の[”地元の一品をプロデュースせよ”生まれ変わる地域金融機関]を視聴した。

地銀・信金・信組などの地域金融機関は今、コロナ禍で苦しむ中小企業のために新サービスを次々にプロデュースしているというレポートだ。

以前は、各営業支店に融資先数や融資金額等の数値目標が与えられ、社員はその目標達成に邁進するのが当然のことだったが、その目標を撤廃し社員のように取引先に入り込む金融機関も現れたとか。さらに、企業の福利厚生や海外進出などの新たなビジネスモデルも展開されている。

これから金融機関が生き残っていくためには、「地元の事業者の本業を支援することこそが金融機関の本業」というところまで、金融機関は変身していくことが不可欠になったのだ。

片岡エグゼクティブ・ディレクターは今回の地域金融の現場を取材して感じたこととして、「”おもろい”4人の金融マンがカメラの前に押し出されてきた」と言っている。4人とも、地元の事業者への本業支援に邁進する金融マンだ。
✴︎「おもろい」とは、単に”おもしろい”という意味を超えて”独創的””創造的”で型破りなという意味を持つ関西の方言

その本質を一言でいうと、それは『自利利他』ということではないか。

金融マンは融資先数や融資金額の目標を達成するために邁進してきたが、どれだけ取引先のことを考えて仕事をしていたのか。
バブルが弾けた時、不良債権回収と称して取引先から血液である資金を無理矢理貸し剥がしたことが当然の行動だと言うことがなかったか。多くを貸し剥がした金融マンが優秀な社員だと評価したことがなかったか。
全て、最初に自分の”御身大切”。雨が降ったら傘を取り上げることが「金融機関は冷たい。銀行員には温かい人間の血が流れていない」と言われる所以だったのだ。

しかし、これから金融機関が生き残っていくためには、今までの自己中から『自利利他』という、人間としては当たり前の「相手のことを思い遣る」ことで、自分たちの生き残りをかけていかなければならない。昔は「そんなお人好しではビジネスにもならない」とバカにされたが、今はその「バカ者」が世の中を救う救世主なのだ。やっとバカ者が日の目を見る当たり前の世の中になったということだ。

そして、この金融機関の『自利利他』が地域を創生させる。今、地域金融機関はそれに目覚め、地域創生のキーカンパニーにならなければならない。
その点で私は、[地域創生の主役である地元企業]のリードオフマンとしての信用金庫に大いに期待している。

そして、OUEN Japanは、あくまでも地域創生の黒子であり、サポートする応援団長として、多くの応援団を引き連れて地域創生の闘いに参戦することだ。
大企業、中堅企業、学生たち若者等を応援団のメンバーとして、地域創生をサポートしていくのだ。応援道の正道を邁進することだ。

小林 博重