第二の生を生きる心構えを天に宣誓する。

毎年、人間ドックの受診は六本木のロアビルの新赤坂クリニックだ。年が明けて初めての営業日に受診している。2013年1月からだから今回が10回目になる。

昨年糖尿の気があると指摘され、体重は食事療法をして一時的に65kg台に下がった。同様に血糖値も正常値になって、服薬は中止した。
それから毎日のウォーキングは続けているが摂食は止めたので、体重は元通りの70kgにリバウンドしてしまった。やはり、これは私の意志の弱さか。しかし、腹囲は84cmと6cm減少した。ウォーキングで腹囲は減るものだろうか。

とにかく、第二の人生はあと半世紀あるのだ、生涯現役を貫こうと意志を堅固にして、食事療法を復活しウォーキングを続けることだ。

人生の春夏秋冬の「秋」に突入した。この秋は100歳までと言わず、120歳まで生涯現役のまま旅立ちたいと思う。そして、冬の時代はなしにして、半世紀を全て秋にするのだ。 それくらいの気合いを入れて第二の生をスタートさせよう。

私の夏は45〜70歳の25年だったが、それは、私なりに波瀾万丈、紆余曲折の四半世紀だった。ゲゲゲの女房の武良布枝さんではないが「終わり良ければ全て良し」と考えれば、私の夏は全て良しというところか。

生まれてから45年間の甘ちゃん人生の春では、多くの人たちに可愛がられて育てていただいたが、その人脈も夏にブラッシュアップした感がある。
そして、夏になって巡り会った人たちは、ほとんどの人が私を支えてくれている。中には多少、とんでもない人たちもいたにはいたが、これもウイルスと思って、「災い転じて福」にすればいい。これからは、アフターコロナやwithコロナの時代なのだから、これと同様でアフター災い、with災いだ。災いは私が死滅させることはできないのだから、彼らとはそれなりの距離を保って、まともに付き合わないことだ。

それにしても、老若男女、私を支えてくれている人たちは沢山いてくださる。特に、春の時代と変わったのは、この主役は女性軍だ。 これは妻のおかげなのだが、妻が品定め(失礼!)してくれるところがあり、妻をはじめとした女性たちに私は支えられていると痛感する。

人に支えられて生きているのだから、そのお返しを倍返しでするのが応援OUENの鉄則だ。応援OUENはキャッチボールなのだから、好球は倍返しの好球で返す。

天が私に与えて下さった私の「誰にも負けない得手」は私だけのために使ってはならない。世のため人のため、公のために使うように天が私に与えて下さったのだ。

決して、一人でここまで来たと勘違いしてはいけない。謙虚になって、皆さんに感謝をすることだ。そして、自分がしてほしくないことは人にはしないという「恕」の心を持つことだ。

孔子は弟子の「ただ一言で、一生行っていく価値のあることがありますか」という質問に「それは『恕(じょ)』だろうな。『恕』とは、自分がされたくないことは、人にもしてはならないということだよ」と答えた。

私が、こんな人と付き合いたくないと思う人は、この『恕』の心が欠如している人だ。もし、その人がしたことをその人がされたら、きっとその人は同じ気持ちになることだろう。それが分からず、人がしてほしくないことをする。その人は『恕』の心がない人だ。そんな人と付き合ってはいけない。

付き合いたい人は『恕』の心がある人。『恕』の心を持って生きることは、一生行っていく価値があることなのだ。

第二の生のはじめに、穏やかに天に宣誓しよう。
1.真っ直ぐに生きること
2.恕の心を持って生きること
3.応援OUENの心を持って生きること

そうすれば、春夏に培った温かい人脈は、更に私を幸せにしてくれることだろう。

小林 博重