皆様、あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年はコロナに始まり、コロナに終わった、グッと我慢の1年でした。
OUEN Japanのメインイベントである、学生と企業との交流イベントの[OUEN塾]は、オフラインでは一昨年2月の福岡県、オンラインでも一昨年9月の石川県での開催が最後となっております。
大学がオンライン授業で学生リーダーの募集が全くできなかったこともあり、昨年は全くOUEN塾の活動することができませんでした。
しかし、もう一つの柱であります、学生を応援してくださるOUEN Companyの皆さん同士のビジネスマッチングおよびビジネスコラボレーションサポートについては、緊急事態宣言期間の合間を縫ってではありますが、何とか活動を継続してまいりました。
翻って、今年はどのような年か。
今年の干支(えと)は壬寅(みずのえとら)です。私は昭和27年生まれの壬辰(みずのえたつ)。
私にとっては、今年は猛虎と昇龍の最強コンビの最高の年なのです。実に「人生の事始め」には最適な年と言えるでしょう。
私事ですが、私は昨年数え70歳になりました。中国の唐時代の詩人である杜甫の詩の一節である「人生七十古来稀なり」の古稀の歳です。
人はこの世に生を享け、人生の「春夏秋冬」を経て、生を全うします。では、人生100年時代と言われる現代において、そして、この時代に生きている私にとって、「70歳はどのような季節なのか」と考えます。
古来稀なる歳まで生きてきたわけですから、杜甫の時代では、それは冬の終わりなのかもしれません。しかし、体力は多少衰えたりとは言えども、精神は青春のままの自分に当てはめれば、私の70歳は未だ「夏の終わり」ではないのか。これからが「実りの秋」を迎える盛りの歳なのではないかと思うわけです。
そんな思いが募り、私の夏の締め括りとして、6月4日の午前に、東京南麻布の了聞にて、私の第一の生を終える「生前葬」を執り行い、午後には、明治神宮球場に隣接する日本青年館にて、第二の生の「出陣式」を行なうことと致しました。
生まれ変わることで、精神のみならず肉体に至るまでリフレッシュして一層若返ることができるのです。そして、その第二の生は、少し欲張りですが、私は50年と設定しております。
19世紀のスイスの文筆家であるカール・ヒルティは「幸福論」で、「仕事のさなかに倒れること、これこそ正常な老人の正しい経過であり、およそ人生の望ましい終結である」と述べております。すなわち、「生涯現役」であることが幸せな生き方であるということです。
そうであるなら、私の第二の生は、冬がない、秋オンリーの50年と考え、そんな後半生を生き抜きたいものだと思うものです。
OUEN Japanは、一つ、「学生たちの応援団」。二つ、学生たちを応援してくださる「OUEN Companyの応援団」。三つ、学生たちとOUEN Companyの皆さんが協働して、共に、学び、住み、働く、地域を創生する「地域の応援団」を目指します。
OUEN Japanは、あくまでも皆さんの黒子として、私はその黒子の応援団長として、「生涯現役」で頑張りたいと思います。
具体的施策については、昨年来、そのベースづくりをしてまいりました。今年は、その具体化元年です。ひとつずつ具現化してまいりたいと考えております。
この1年、皆様には引き続きお世話になりますが、今まで同様、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。
小林 博重