サスティナブルな地域創生とは、

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来年1月12~13日に九州(長崎と福岡)に出張する。福岡では、久しぶりに、九州北部信用金庫協会の篠原専務との博多の角打ち新年会で懇親を深める予定だ。そし て、13日にはYouTube動画撮影で篠原さんと対談予定だ。テーマは『地域創生と信用金庫』を考えている。先週、そのことを篠原さんにお願いしたところ、即快 諾のご返事を頂戴した。
篠原さんは、普段から大学生に『信用金庫と地域経済』というテーマで講演をされていらっしゃるとか。昨日、『地域活性化の処方箋』と題して、篠原さんが考える地 域創生の見方考え方を【A4】1枚で簡潔に箇条書きしてメールをいただいた。篠原さんは信用金庫一筋の御仁で、日ごろから「信用金庫が地域創生のキーカンパ ニー」と仰っていらっしゃる。私がミッションと唱えている『地域創生』は、せいぜいOUEN塾をスタートさせた平成26年くらいからだからまだ10年も経っていな い。『地域創生』のひよっこだ。OUEN Japanは、初めてのOUEN塾を開催した福岡と私のふるさとである石川(能登)の2地域から並行して『地域創生』サ ポートを考えているが、先駆者である篠原さんにアドバイスをいただきながら進めていきたいと思っている。
人は、この世に生を享ける時、天はそれぞれにミッションを与えるものだと私は考えている。
では、私に与えられたミッションとは何か。私は何をするために、この世に生を享けたのか、そんな思いは青年の頃から心に疼いていたような気がする。
盛和塾に入塾して、稲盛哲学を学び、「世のため、人のために生きることが全ての人のミッション」という思いに至った。では、「私に与えられたミッショ ン」は何か。私は何が得手で何ができるのか、何をしたいのか。それを45歳から25年間、七転八倒し、紆余曲折を経ながら、齢70にまで来てしまった。
そして、漸く、確信と言えるところまで、その入り口に辿り着いたというところだ。そして、これからの、70歳からの第二の生50年がある。
私のミッションは、3つある。
1. OUEN COMPANY
志高い起業家を応援することだ。経営の才は私は持ち合わせてはいない。このことは今までの25年間で痛いほど自覚するに至った。しかし、天は、私に、誰より も勝っている得手を与えてくださった。それをフルに活かすことだ。すなわち、「活私奉公」ということだ。
私の「ずうずうしく誰の懐にも飛び込んでいく。そして、ちょっと厚かましいが、小林だから許してやろう」と言っていただける性格自体が私の得手だと勝手に思って いる。その得手を磨き続けることだ。そして、企業同士を結び付ける「繋ぎ役」として、志高い企業を応援することだ。
2. OUEN塾
未来を担う学生を中心とした若者たちを応援することだ。日本人大学生や来日留学生がメインだが、未来を担う若者たち全ての応援団になりたいと思う。彼ら に、学び、住み、働く地域を知り、愛し、地域に尽くす人間、相手のことを思い遣ることができる、温かい人間になってほしいと思う。
3. 地域創生(地域から日本を創生する)
地元中小零細企業が中心となって、住み、働き、学ぶ、地域を元気にしていくことを応援することだ。OUEN Japanは、その応援団(黒子)として、OUEN COMPANYの皆さんと若者たちと協働して、地域を応援したいと思う。
あくまでも主役は地元に根を下ろし、根を張っている地元の中小零細企業であり、個人だ。それをOUEN Japanが応援団長になって、地元以外のOUEN COMPANYの皆さんと学生の皆さんと協働して、黒子の立場で地域に貢献することだ。
ともすれば、東京をはじめとする都会の企業がお金を吸い取っていってしまう、お金(血液)を地元の中で循環することが地域創生につながると篠原さんは仰る。
その具体的施策を考えることだ。そのために、信用金庫の役割は極めて大きいものがあるのではないか。そして、黒子としてのOUEN Japanは、今こそ面目躍 如といきたいものだ。そして、地元の皆さんが考え行動することだ。それがサスティナブルな地域創生になるのだ。
この年末年始にじっくり考えよう。そのためのウォーキングは最高の動く書斎になる。
小林 博重