今日(12.22)から一泊二日の富山出張だ。北陸新幹線はくたか565号(東京13:24〜富山15:56)に乗車する。最速のかがやき号でなくても2時間半で東京から富山に行くことができる。近くなったものだ。
本日は、竹原工務店の竹原社長と、ゼオライトビジネス(井水浄化システム提案)の打ち合わせだ。ゼオライトの富山マーケット開拓に貢献できればと思う。
また、私のミッションである地域創生(北陸の地域創生)のこともある。
北陸地方は富山県、石川県、福井県の3県だ。特に富山県と石川県は旧前田藩、加賀百万石であり、関係は深いものがある。
私が生まれた石川能登の中能登町は、富山県氷見市と県境を接していて、祖母は氷見市出身だ。能登は富山県と陸続きであるが、富山湾を挟んで海続きでもある。私が幼い頃はテレビの電波が悪く、NHKも民放も、金沢よりも富山からの映像がきれいだった。特に富山の北日本放送から流れてくる「富山県民の歌」は毎日聴いていた。そのため、私は今でもこの歌を誦じて歌うことができる(石川県民歌はうろ覚えだが)。
そんなことで、地域創生は能登や金沢がある加賀は勿論だが、それと同じレベルで富山のことを考えたいと思っている。
私が考えるに、地域創生の主役は、その地域に根を降ろしている個人や法人であり、決して自治体や金融機関ではない。地域創生には「よそ者、バカ者、若者」が必要だと言われるが、それは応援団でしかない。応援団(黒子)に徹して、地元の人たちを応援することでないとサスティナブルな地域創生にはならないと確信している。
OUEN Japanは、地域創生の応援団として、地域創生の火付け役を買って出ようと思っている。そのための知恵者が「よそ者、バカ者、若者」なのだ。
そんなことを考えていると、新幹線は長野を経て日本海側に出る。川端康成の「雪国」ではないが、空の高さや色は真逆だ。私が大学を受験した2月の体験は、私にはそれは衝撃的なものだった。空が高く青空だと、心も明るく前向きになる。冬の日本海側は暗い。
そんなこともあるのだろう。私の年代の社会科の授業では、太平洋側を表日本、日本海側を裏日本と呼んでいた。今は差別的、侮蔑的ということでこの言い方をしないようだ。 そんなことを言ったら山陰地方や山陽地方はどうなんだ。こんなことまで言いがかりをつけるとは、世知辛い世の中になったものだと思う。
人間、それぞれ一人として同じ人間はいない。人間でも地域でも、他との違いはその人や地域の個性であり、それをアピールポイントとして、自分自身に自信を持つことだ。幸せはその自信から始まるのではないか。
小林 博重