魑魅魍魎な妖怪を相手にしない人生を全うする。

10月7日に、古典落語の第一人者で人間国宝の柳家小三治さんが亡くなった。享年81歳。
まもなく、衆議院議員選挙が行われる。日本経済新聞朝刊には「引退議員に聞く」コーナーで、今回の衆議院議員選挙に立候補しない議員のインタビューが載っている。
皆さん、八十路過ぎかと思いきや、七十路過ぎの議員の方々も多くいる。麻生副総裁や二階前幹事長のような妖怪もいることはいるが、一般的には70歳が政治家の区切りの年齢と考えるのだろう。
人生100年時代、サラリーマンの世界は、定年は70歳まで、それ以降も働く時代になったが、それは現役バリバリで働くわけではない。年金の不足分を労働で稼ぐこと、認知症防止対策等、下り坂の人生であることは間違いない。 政治家はそんなわけにはいかないから七十路を期にリタイヤを考えるのだ。
ところで、私は今年に数え70歳になった。来年11月には満70歳になる。
古来稀なる『古稀』にあたり、来年6月4日、午前に第一生の生前葬(於、南麻布了聞)、午後に第二生の出陣式(於、日本青年館)を執り行う予定だ。
私は、議員のリタイヤや老醜の妖怪とは全く違う人生観を持って、第二生のスタートを切りたいと思う。
昨日のブログでも書いたが、その心意気は「嗚呼玉杯」だ。
逆巻く波をかき分けて自治の大船勇しく、大海に漕ぎ出す堂々たる第二の人生のスタートだ。
人間とは性善だが性弱な動物だ。性が弱なゆえに、中には魑魅魍魎と化す可哀想な人間の顔をした妖怪がいたるところに蠢く。
生まれ持った性善を守り通して生きている人間と魑魅魍魎の妖怪との区別は、その妖怪が極めて強かなため、人間ができてこないと善と悪との見分けがつかない。
第二生は、第一生の七転八倒の人生から学び、魑魅魍魎の妖怪を相手にしない人生を全うしたいと思う。
行途を拒む ものあらば
斬りて捨つるに 何かある
破邪の剣を 抜き持ちて
舳に立ちて 我呼べば
魑魅魍魎も 影ひそめ
金波銀波の 海静か
小林 博重