コスパが高い「Zoom MTG」

投稿者:

昨日は3つのZoom MTGがあった。
⑴赤門鉄声会(東大応援部OBOG会)の秋のホームカミングデイ
⑵OUENリーダー(金沢/石川)統括からの提案に対するアドバイス
⑶ビジネスパートナーとのOUEN Companyの具体的展開について
⑴赤門鉄声会ホームカミングデイ
コロナ禍で、春の東京六大学野球は相手校と1試合のみ、応援団なしで開催された。秋は通常に戻ったが、応援はバックネットで応援団のみの応援だ。 鉄声会総会も3密になるため開催できず、それではZoomでというので昨日の開催となったものだ。
オンラインであるがゆえのメリットもある。全国のみならず海外のOBOGも参加した。
総勢40名といつもの総会より参加者は少なかったが、記念講演や現役の活動報告、分科会や地域鉄声会、同好会報告と盛り沢山だった。
記念講演は、平成4年卒部の、中古住宅再生事業を展開している(株)カチタス代表取締役社長の新井健資さんだった。
新井さんは、三和銀行〜国会議員秘書〜コロンビア大学MBA〜リクルート〜カチタスと波乱万丈の人生を送ってきた51歳のバリバリ。請われて、(株)やすらぎ(カチタスの前身)に入社し、同社を東証1部上場まで持っていった。
経営理念は「戦略と気合」とか。その気合とはネバーギブアップ、決して諦めないことだが、これは応援部で培った精神なんだと。
応援団はともすればエセ右翼と思われているところがあるが、東大応援部は決してそうではない。
理不尽なこともないわけではないが、それは先輩が後からきちんとフォローしてくれる。その理不尽さに耐えることが気合=ネバーギブアップ精神を培ったのだろう。
東大応援部は昭和22年から連綿として続いているが、幹部の運営方針は一律ではない。時代によって変わる。新井さんの時代は「気合」が強くアピールされたのだろう。
一方、私の場合は「気合」というより、「応援道」というのか「応援の本質とは何か」という哲学的思考に走ったきらいがある。一般的な応援部の正道からは外れている。ちょっと変わり者だったということだ。
「応援とは心と心のキャッチボール」
「人を応援することは、その人から応援されること」
分かったような、よく分からない、禅問答のようだ。「応援は気合だ」というほうが応援らしい。
なぜに私はそのようなことを考えるようになったのかと言えば、昭和31年卒部の中島清成さん(元朝日新聞記者)の影響なのだと思う。 中島さんは、名物団長として小林桂樹主演の映画にもなった人だ。東大応援部の3Sスピリッツ(サービス、サクリファイス、スタディ)の生みの親だ。 私の個人会社Mapのフィロソフィーも3Sスピリッツであり、私はサービスを社会貢献、サクリファイスを活私奉公、スタディを人間修養と意訳している。
OUEN Japanも3Sスピリッツだが、それはサポート、ストレングス、サステインだ。
OUEN Japanは、日本人大学生・来日留学生たちが「世のため人のために尽くす」グローバル人財に成長するため、彼らを「支援し、力づけ、そして屈することなく応援し続ける」応援団である。
応援の本質を、私は「横からの目線」であると思っている。
☆相手を思いやる心、相手に寄り添う心
☆施すのではなく、尽くす心
☆宮沢賢治の「アメニモマケズ」の心。すなわち「行って○○する心」、行動することである。
☆縦の規律のなかに横の心(応援の心)を添える。
☆緩やかでありながら強固に結びつく。お互いが対等である。
☆肩組み合って夢を追い続ける。
☆大らかで牧歌的で自由闊達である。
それが「応援の心」だと思う。
そんなことを再確認した。
⑵OUENリーダー統括の砂原路万君からの提案
「お風呂カフェ」が金沢にあったらいいな。
金沢大学や金沢工業大学の学生仲間8名でいろいろ話し合っていると。自分たちが学んで住んでいる石川県を元気にしたいと思う。埼玉県で「お風呂カフェ」に行った時、こんなお風呂が金沢にもあったらいいなと思った。リラックスしていろいろなテーマについて自由闊達に語り合う場所がこんなところかなと思った。スーパー銭湯ではない「お風呂カフェ」だ。
団長、そんな、今は流行っていない銭湯が金沢にないですかね?
どこに相談したらいいでしょうか?石川県庁?金沢市役所?
ビジネスになることが大前提だな。それは民間でないと無理だと思う。発想豊かなビジネスセンスがある経営者でないと。
OUEN塾を絡めて、協賛会社やその若手社員を巻き込んで、地域活性化、地方創生を目指すことは面白い。フランチャイジーでは、いろいろ制約があるだろう等々。
若者たちが地方創生に関心を持ってくれたことが大きいし、嬉しい。その熱はすぐ仲間に伝播する。「友だちの友だちは皆友だち」だ。そんな仲間たちをどんどん増やすことだ。
OUEN Japanは学生たちにつながっている。企業で学生とつながっているところはほとんどないだろう。それはリクルートの観点でしか学生を見ていないからだ。もっと広く長く視野を持つべきだろう。
そうだ、OUEN Japanが学生たちと企業とをつなぐ蝶番になろう。
そしてOUEN Companyの絆を強くしよう。
それぞれのCompanyに喜ばれるOUEN Japanになりたいと思う。
いろいろな人にヒアリングしてみて、それからまた打ち合わせをしようということになった。
⑶ビジネスパートナー野本さんとのミーティング
⑴⑵を踏まえて、OUEN Companyのこれからの展開について打ち合わせをした。
目指す大きなビジョンがあって、具体的に足元を見つめて、行動を起こすことだ。
「横からの目線」の応援の心を持って考動することだ。
小林 博重