帰りの北陸新幹線で思う。

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金沢発16時47分の”かがやき”で東京に向かう。3時間弱で外苑前の自宅に戻ることができる。
小学校時代(昭和30年代後半)の小学年鑑には新幹線を”夢の超特急”と喧伝していた。中学生の修学旅行は首都圏だったが、米原から新幹線”こだま”に乗って熱海に降りたことを鮮明に覚えている。それほど幼い頃の新幹線は”夢の超特急”だった。それから半世紀以上が経つ。東京⇄金沢が2時間半で行き来できる。往時から比べて1/3に縮まった。夢は夢では終わらない。
私のビジネスは言わば「ついでビジネス」と言えようか。
「ついで」の話が先方には一番の意味のある話ということが間々ある。それゆえ、私がよく存じている先方の秘書の方は、私がアポイントを取る時「どんなご用事ですか」と聞かない人がほとんどだ。どんなアジェンダで訪問するか分からないからだ。これが、私ならではのビジネスのやり方になっている。
脳科学者の中野信子さんは「苦手なことを頑張るのではなく、得意なことを磨いていく」ことが必要だと仰っているが、これはその通りだと私の経験からも確信を持ってそのように思う。
苦手はそれをカバーしてくれる信頼できるパートナーが何とかしてくれる。人間は凸凹だから人を大切にするのだとつくづく思う。
その点、何でもできる天賦の才能を持った人はよっぽどの人格者でないと、鼻持ちならない人になってしまうのではないかと思う。
私は凸凹過ぎるから信頼できるパートナーを作ろうとするし、だから信頼できる友人が多いのだと納得している。
新幹線は平日ということもあって乗客は1/4程度か。しかし、加賀屋さんはGO to トラベルのおかげもあって来年1月まで満室なのだとか。流石、加賀屋‼︎素晴らしい❗️
加賀屋は旅館を経営しているが、それは”おもてなし”という日本にしかない素晴らしい”日本文化”を日本のみならず海外にも伝えていくミッションを持っているのだと。たまたまそれが旅館業というビジネスなんだとか。
その経営哲学は素晴らしい。サスティナブルな考え方だ。
だから30年以上に互り、日本一の旅館の位置を死守している。
私もそのような生き方哲学を持って生きていきたいと思う。
小林 博重
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