組織で生きることに堪えることができなかった。だから、組織から独立して個人会社を作った。
しかし、個人会社は会社=個人であるから、できることは限られている。
組織を作る意味は、個人が成し得ないことを成すためなのだ。私が天からミッションとして与えられたことを果たすためには、組織から離れては果たし得ないのではないか。 それでは、私が人に縛られず自由奔放に生きていくことと、私に与えられたミッションを果たすということは、両立しない。
独立してから、ずっとそんな矛盾に悩んできた。
私のように「得手に帆あげて」独立した人は沢山いるだろう。その人たちの想いは十人十色、百人百様だろうが、その中には私と感性や思想や志が同じ人は必ずいるだろう。 そして、それぞれの得手を合わせることによって、凸凹の物体である人間が、理想の球体により近づくことになるだろう。そんな人は、広い世界だ、どこかにいるだろう。
そんな人と巡り会うことは至難の業かもしれないが、「求めれば叶えられる」「人間は一生のうちに逢うべき人に必ず逢える。一瞬早過ぎず、遅過ぎない時に」 そう思って、日々精進努力を重ねることだ。神様はきっとその一途さを見ていてくれる。
「天網恢恢疎にして漏らさず」の諺は悪事ばかりのことではないだろう。
巡り会ったビジネスパートナーはこの世でただひとりなのだ。恕の心で以って、たえず相手のこと、相手の立場を考えることだ。その人を大切にしなければならない。人の心は鏡のようなもので、こちらが思うように相手も思うものだ。そして人生は合わせ鏡だ。世界は無限に拡がっていく。
withコロナ時代は、得手を持ったプロ同士が心を合わせて、組織の柵から離れて、夢を追いかける時代ではないのか。
個性を生かす。自由奔放、大らかに生きる。人を大切にする。肩組み合って同じ夢を追いかける。決して同床異夢ではないのだ。
お互いの関係性は緩やかでも、その繋がりは何よりも強固なものになる。
「友だちの友だちは皆友だち」に「深く熱い心」を付加することだ。
コロナがその後押しをしてくれた。コロナをそのように前向きに捉えよう。コロナで人間は謙虚になり感謝の心の大切さに気づき、人間は成長する。
そんなことを真夜中に目覚め、改めて考えた。
10月9日午前2時半。
もう一寝入りしよう。
小林 博重
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