私の人物評(井口一弘さんから)

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私の個人会社である南青山ビジネスパートナーズ(Map)のホームページを制作するにあたり、東大応援部および安田信託銀行の先輩であり、私が赤門鉄声会(東大応援部OB・OG会)幹事長のおり会長だった井口一弘さんに私の人物評を語っていただいた。井口さんは私を誰よりもご存知の、約半世紀の長きに互りお付き合いさせていただいている大先輩だ。
読み返してみて、そのありがたいお言葉をしっかりと受け止めて、一層の努力精進しなければならない。
井口さんのお話し
小林さんが大学2年(19歳)?の時からですから40年位ですかね?? 小林さんが応援部時代は私はすでに安田信託銀行に勤めてまして、彼は、応援部OB訪問で私のところに時々訪ねてきたので、そこからのご縁です。
応援部っていうのはOBが現役の学生にご飯食べさせたりするんですよ。“ごっつぁん”っていうんですけど。お相撲と一緒。そんな世界で彼と知り合いました。
彼は非常に面白くて天真爛漫な感じがして、汗かきながら一生懸命やっているところに好感を持ちました。そのうちに彼が4年の時にキャプテンになったんです。キャプテンになってそれなりの苦労もあるんでしょうけど、たまに悩むと遊びに来るんです。いろいろアドバイスしたりしてたまにはぼくの家まで来て女房とメシ食ったりなんかして(笑)
まあそのままだったら応援部の縦の関係だけで終わっちゃうところだったんですけど就職活動で安田信託銀行に来たんです。 就職の相談に来たから”おれんトコの会社引っ張ってやろうか”って私が言って、入ってきたんですよ。それで応援部から安田信託銀行に繋がったんですよ。
仕事では直接の付き合いはなかったけど、悩んでる時には相談に来たりもともとそういう縁ですからプライベートで付き合うようになって、かなり長い付き合いになりますね。
その後も彼がMapを立ち上げてから、「役に立てることないでしょうか」って言うから、いろいろなことを手伝ってもらって、スターツでも接点があるんですよ。
応援部としての関係も、現在進行形で、私は今OB・OG会である”赤門鉄声会”の会長で、彼は幹事長しています。幹事長っていうのは一番汗かく仕事。赤門鉄声会は大きな組織で、総勢800人位いるんです。人数も多いし個性的でいろいろな世界で頑張っている人がいるんですが、彼は人望もあるし、よくまとめてくれてますよ。彼は面倒見がいいからこういう仕事向いてるよね。それから熱いね!学生の時から全然変わってない!
<安田信託銀行時代>
小林さんは図々しいというか(笑)、愛されキャラですよね。そして、あんまり物怖じしないからね。そういう感じでいまだに楽しくお付き合いさせてもらってます(笑)
安田信託銀行時代での仕事は、熱心に、一歩前に行く感じでお客様から愛されるキャラでしたね。私も人のこと言えないけど、彼も銀行マンっていうタイプじゃなかったですね。安田信託銀行っていう会社自体がそういうの受け入れてくれる会社でしたね。安田信託銀行そのものは銀行にいたって感じがしないんですよね。彼もそうじゃないかと思います。
周りの上司も同僚も後輩達も非常に闊達で自由な会社だったので。あんまり銀行マンらしく振る舞えとかって言われたこともないし、振る舞わなくても通用した会社ではありましたね。そんな中で彼ものびのびやってたんじゃないかと思います。その頃に小林さんの人脈が出来たんだと思いますよ。
あと彼の場合は安田信託銀行の頃の人脈よりも学生時代、特に応援部関係。応援部関係って非常に広がりがありますから。会社の中だけの人間関係に留まらない特徴を持っています。あとは彼の故郷関係。彼は地元の学校(金沢大学附属高校)出てるから、その繋がりとか、石川県での顔も広いみたいですね。
「奥様共々お世話になっているとか。」
奥様も安田信託銀行ですよ。社内結婚ですよ。奥様が偉い。賢夫人ですね。奥さんに随分支えられてるんじゃないかと思います。だからいろいろ勝手なこと出来るんですよね。
「小林博重の人柄、人物像とは?」
一言でいえば、”ピュア”ですよね。それに、情熱的で突進型。どんどん進んでいくから、その過程でいろいろな人が応援してやろうってなるんだろうと思います。
一つ物事を決めたら真っ直ぐ行くタイプ。人に喜んで貰おうっていうのを生きがいとしてるから、周りの人も「じゃあ小林を応援してやろう」ってなるんだと思いますけどね。
小林さんも応援するし、応援されやすいっていう特徴を持ってますよね。それこそがMapのビジネスそのものと言えるんじゃないかと思います。まさにライフワークって言う感じですよね。
<3Sスピリッツ>
Mapの掲げている理念ってありますよね。その理念は東大応援部の理念(3S精神)をベースに作り上げています。私もこの3S精神をバックボーンにしてるわけですけども。
この3S精神の基本はあくまでも黒子だということなんですよね。主役は選手ですよ。選手が元気出るようにやるわけですから。自分達でつけられる勝負っていうのは、全くないんです。
もう一つは、選手を応援に来た一般学生がいますよね。その人達をいかに選手に向かって声を出させたり拍手させたりするか。選手を元気にし、選手を元気にするために来た一般学生を元気にさせる。そのために黒子で働く。絶対前面に出ないっていうのが応援部。
彼はこれをビジネスの世界でも体現していますよね。やっぱりあくまで黒子。主役は、彼のお客さんであり学生さんであったりするでしょう。そこが一番大事なところですし、私が応援している所以ですね。応援にきた普通の学生・一般の人達の応援がてんでバラバラだと選手に伝わらないですもんね。
勝ってる試合は楽なんですよ。勝ってる時は、応援に来ている人達も自然にまとまるから応援部は囃し立てるだけでいいんですよ。ところが負けてる場合はね、皆を一本にまとめて元気出させなければいけない、これが難しい。
皆しゅんとしちゃうし、もう帰ろうかなとなってしまう人がいっぱいいるわけで。東大ってなかなか勝てないわけですよ。負けてる試合でも、頑張っている選手のために、力一杯応援しようっていう雰囲気を作るには、応援部がいなかったらまとまんないんですよ。そこが応援部の醍醐味でもある。
逆境にいろいろ経験することがスタディになるんですよ。負けの中から学ぶ、彼も私も、非常に貴重な経験をしてきました。応援部のスタディは応援の場面の中で自分が勉強する。特に負け・劣勢の時。私はそう理解していて、彼もそうだと思う。
仕事でもそう。順調に言っているときは社員も元気になるしお客さんも喜ぶし。そうじゃないときはお客さんだってこっちの方向いてくれないし、社員もモチベーション上がらない。そういう中で東大応援部にいた時の経験って、経営者として活きる。
彼は天真爛漫で前向きに元気にやってるけど、実際のところ、ずっと順調だったわけでもないでしょうし。そういう部分での勉強っていうのを3S精神を会社の理念にして、自分自身を叱咤激励しているんじゃないかと思いますね。
小林さんは非常に広い人脈があり、かつ『人のために尽くす』という姿勢を持っています。非常に、使い手がある企業です。ぜひ期待して下さい。
小林 博重