WITHコロナ時代の生き方

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9月2日の西櫻亭伊勢丹新宿での誕生日会は30代から70代、男女それぞれ5名の老若男女の楽しい集いだった。
WITHコロナ時代は、今までの当たり前が180度コペルニス転回する時代になるだろう。それは、男性中心社会から「女性が男性を引っ張っていく時代」であり、「老若男女が共に働く時代」であり、「日本人と外国人が共に働く時代」である。すなわち「全人類が共創する総活躍時代」である。そして、東京一極集中から地方にシフトする「地方の時代」でもある。
ジンザイとは「人罪」ではなく、「人材」でもなく「人財」でなければならない。WITHコロナ時代は個性が最大限に活かされる「人財の時代」でなければならない。
テレワークやリモートワーク、ワーケーション等、企業のあり方も大きく変わっていく。個人の働き方が見直されており、企業は否が応でもその流れについていかなければならない。
パソナ本社が淡路島になるというニュースは大きなインパクトがあった。少なくとも、この本社移転がとんでもないことと思われていないのはWITHコロナ時代であるだからでもあろう。
社員5,000人の大企業である。独身社員ならいざ知らず、首都圏に持ち家がある人も少なくないだろうに。その人たちの中でどれだけ家族を同行して移住する人がいるのだろう。人生設計は180度変わるのだ。独身社員にしても人それぞれだろうに。個人の選択というが、どうしても個人は生活がかかっている。弱い立場だ。オーナー会社ならではの決定ではないか。
大企業の社員は待遇は悪くはないだろうが、皆、組織の中で生きている。如何にワイガヤの文化があると言っても、企業の力が圧倒的に強いのだ。だから思うのだが、大企業では個性の100%発揮は難しいと思う。やはり、個性をフルに発揮したいと思ったら独立することだ(自分に自信がないと無理だが)。そして、緩やかな仲間つくりの中で100%の個性の活性化を図ることだ。そう考える私は、その意味では真面目なサラリーマンではなかったのだろう。サラリーマンは全くもって気楽な稼業ではない。心が気楽な人生を生きたいと思ったから独立したのだ。 サラリーマンは心を売ることをしなければならないこともあるのだから。
そんな意味で、私は『応援哲学』を大切にしたいと思う。その心は、
応援とは、
①縦の規律のなかに、横の心を添える
②緩やかでありながら、強固に結びつき、お互いが対等である
③肩組み合って夢を追い続ける
④大らかで、牧歌的で、自由闊達である
こんな大企業は果たしてあるのか。
私の器量からして、個人か、10人程度の小さな組織で、その応援の心を持って仕事をすることが幸せな仕事の仕方だと思っている。 しかし夢だけは大きく。そのために同じ志を持った人を大切にしたいし、大きな組織の組織人も大切にしたいと思う。そして緩やかな組織をつくるのだ。
小林 博重