全て天が私に授けてくれたものである。それは「ミッション」と「得手」の2つだ。
1.天から授かった「ミッション」は何か、を自覚すること
2.天から授かった「得手」は何か、を自覚すること
生涯に亙り「得手」を磨き続け、それによって人格を高め続け、「ミッション」達成のために生涯をかけて生き抜くことだ。
人は全て、「世のため人のために尽くす」ことをミッションとして生まれてきた。しかし、それを悟ることなく、惰性で生涯を生きていく人が如何に多いことか。
幸せとは、我が身一人の幸せではない。ウィンウィン、ウィンウィンウィン、ウィンウィンウィンウィンと永遠に続く連鎖の中で、全て人類が幸せになることが「ほんとうの幸せ」である。タモリのいう「友達の友達は皆友達」は、「幸せ」がその連鎖の言葉でなければならない。
その意味で、トランプ大統領がいう「アメリカファースト」や小池知事がいう「都民ファースト」なるキャッチフレーズは、「自分だけがよければいい」という誤解を招く言い草ではないかと思う。トップの発言はその派生を考えて発しなければリーダーの資格があるとは言えないだろう。
では、私の、世のため人のために尽くす、具体的「ミッション」は何か。それが問題だ。
生涯現役は残すところあと30年あまり。時代の先を見据えて、「得手」を最大限に活かすことができることとは何か。
コロナは長く尾を引くことだろう。withコロナ時代は時代の必然なのだろう。
稲盛和夫さんの口癖は「謙虚にして驕らず」だ。中国の古典にも「謙のみ福を受く」という言葉がある。「謙虚」がいつの時代にも幸せ=成功のキーワードだ。コロナは、驕り高ぶった人類に鉄拳を下したのではないか。「絶えず『謙虚』に生きよ」との喝ではないか。喝で目覚めなければ、あとは奈落の底だ。
日本の課題「地方創生」は、日本全国が活気ある住みよい地域になることだ。人が地域に根を下ろし、和気藹々と、人を思いやり、お互いを尊重し合う「美しい地域」をみんなで創り上げることだ。その一助になることが私のミッションだ。そこまでは悟っていないが。私のミッションにしようと思う。思わなければ、ミッションにはならない。思うことでそれは現実になる。
OUEN塾は偶々、福岡県と石川県で開催している。この2つの地方の地方創生が私のミッションだ。
これも偶々だが、長崎IR&スーパー・スマート・コミュニティサポートの話が舞い込んできた。長崎から発信し、九州全島の地方創生だ。そのために、福岡が兄貴分として、長崎をサポートすることが必須だろう。 また、石川は私の生まれたふるさとだ。加賀百万石は日本でただ一つの大藩だ。この中心は金沢。
それに風光明媚で海山の幸豊かな能登と日本三名山の霊峰白山を仰ぐ温泉郷の加賀。私は18歳までこの石川で育った。理屈抜きに石川の地方創生をサポートしたいと思う。
小林 博重