生きていく原理原則とは、

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持続化給付金が17日に振り込まれた。申請が13日だったから1週間もしないうちに振り込まれたわけだ。申請件数が落ち着いてきたからだろうか、支給まで時間がかかりすぎると沢山のクレームがあったからだろうか。いずれにせよ、問題を指摘されて改善されることは進歩だ。国民は、お上の言うことを全てご尤もと従うのではなく、おかしいことはおかしいと言葉を発することは「国民の我儘」と言うことではない。 黒川検事長の件、GO TO キャンペーンのキャンセル料の国家負担の件も、いい傾向だと思う。
それにしても、今の政権はレームダックの様相を呈している。「権力は腐敗する、絶対的権力は絶対に腐敗する」と言う言葉があるが、民主主義国家であっても現政権のような絶対的権力があるのだ。そして、その権力は絶対に腐敗する。このことは政治に限らない。人間の組織全てに当てはまる。 私のような一匹狼であっても、私の行いはこういうことがないのか。他山の石として、深く心に留めておきたいことだ。
この「持続化給付金申請」は、野本さんに助けていただいた。加えて「家賃支援給付金」なる家賃の補助もあるそうな。このことも教えていただいた。ありがたいことだ。
それにしても、持つべきは信頼できるパートナーだ。私のような歳になると、弱点をカバーするには自らの努力でレベルを高めるよりも、私の弱点をカバーする得手を持っている信頼できるパートナーを得ることだ。 それに加えて、心を許すことができる仲間たちをどれだけ多く持つことができるかだ。
そのためには、まずは、私から好球を投げることだ。これは「自利利他」や「情けは人のためならず」ということだ。
先ずは、人のことを考え行動すること。それがいずれは自分のためにもなるということだ。
優れた為政者は、人々が心配し始める前に憂い、人々が楽しんだ後で自分も楽しむべきだという「先憂後楽」という諺は「人の上に立つ為政者は、自分のことを考える前に、まずは民のことを考えよ」ということだが、この諺も同じことを言っている。
『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』というロングベストセラーがある。
この本で言わんとしていることは「人間、どう生きるか、どのように振る舞い、どんな気持ちで日々を送ればいいか、ほんとに知っていなくてはならないことを、私は全部残らず幼稚園で教わった。人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、日曜学校の砂場に埋まっていたのである」ということだ。
親から教わった、ごく当たり前の「生きていく原理原則」が人生を真っ当に生きていく哲学なのだ。哲学とはそんな難しいものではない。
小林 博重