長崎出張を堪能する。

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朝8時に福岡空港傍のホテルを出発して長崎市に向かう。10時10分には長崎市内に到着。
長崎市の人口は40万人強。金沢市(46万人くらい)よりも少し少ない。市内に入ると市内電車が走っている。
11時の長崎県庁のアポまで時間があるので、稲佐山公園まで足を伸ばす。野外ステージはさだまさしがコンサートを開催するので有名だ。 稲佐山頂上にはロープウェイで登ることができる。そして、長崎市内が一望できる。ちらほら教会が見える。山腹には空くことのない家並だ。石畳の坂道。これがオランダ坂か。 海峡の街、函館と瓜二つ。教会、外人墓地、坂のある街、市内電車。稲佐山から見る夜景は、神戸、函館と並び、当に100万ドルなのだろう。異国情緒漂う街だ。
お昼は老舗中華料理店の「四海樓」で長崎ちゃんぽんと餃子を堪能した。長崎の老舗で食べるちゃんぽんはまた格別だ。
昼食後、四海樓から坂道を歩いて数分のところにある「大浦天主堂」と「グラバー園」を見学した。グラバー園には文化財としていろいろな建物が移設されている。グラバー邸は大修理の真っ最中だった。
観光客はまだまだ疎ら。長崎のような観光ビジネスで成り立っている街は回復するのにここ一年は大変だろう。観光は人の心を癒す行動だから、臥薪嘗胆すれば必ず回復するものだと思う。特に長崎のような日本屈指のメジャーな観光地は、いつの時代になっても廃れることはない。
長崎平和公園を見学して、佐世保のハウステンボスに向かう。長崎から佐世保は60数キロ。1時間強だ。大村湾沿いに大村湾の西の沿道を走る。
ハウステンボス内の「ウォーターマークホテル長崎・ハウステンボス」にチェックイン。ハウステンボス内で夕食を摂る。ハウステンボスは大村湾に面してオランダを真似た建物が並んでいる。まだまだ観光客は疎ら。ホテルの宿泊客も私たちのほか数組のようだ。
ふと、30年前、銀行の札幌支店に勤務していたおり融資をした帯広市幸福町の「グリュック王国」を思い出した。グリュック王国は「グリム童話と中世ドイツの街並み」をキャッチコピーとしたテーマパークだった。2007年に閉園したとか。夏休みに、道北に家族旅行したことを懐かしく思い出した。
地方活性化、地方創生は昔から叫ばれている。人口減少時代になって東京一極集中も進みこそすれ、その流れは明治維新以降150年以上続いている。
コロナはその流れを止める役割を果たすのか。少なくとも、コロナ禍を切っ掛けに地方を見直すことをすべきだろう。それは、昨日の東京でのコロナ感染者が100名を超えたことでも言える。 「禍いを転じて福となす」のだ。
今日はハウステンボスほか、佐世保市を視察して、夜に福岡から東京に帰る。来週は、月曜日から水曜日まで金沢・七尾・小松の出張だ。この土日は、ウォーキングで汗を流し、出張の疲れを癒して、石川県出張に備えようと思う。
小林 博重