緊急事態宣言が現在の全国全ての都道府県に対し5月末まで延長された。
また、特定警戒都道府県も同様、13都道府県に発令され、現在と変わらない。首都圏5都県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県)と関西圏3府県(大阪府、京都府、兵庫県)、中京圏2県(愛知県、岐阜県)、福岡県、北海道、石川県の13都道府県だ。首都圏と関西圏と中京圏と福岡県は、人工密度は高く、さもありなん。北海道と石川県は観光立道県ということか。 ちょうどOUEN塾を開催している福岡県とこれから開催しようとしている石川県が入っている。
OUEN塾は9月に第1回を石川県で、また来年2月に第4回を福岡県で開催を計画していたが、いずれも1年延期することになるだろう。また、Japanの地域貢献事業として、その先に、「福岡県と石川県の交流事業」を学生リーダー主体に開催することを視野に入れていたが、これも延びることになるだろう。
いずれも、オンラインでつないでいくことを考えなければならない。いや、オンラインとオフラインのどちらも力を入れていかなければならないということだ。その有機的つながりで、一層のOUEN塾の目的が果たされることになるのだろう。
政府の専門家会議が「新しい生活様式」を提示した。違和感があるものもあるが、コロナと共生していかなければならない社会になったのだから、コロナ感染を防止するためには、たとえ緊急事態宣言期間が終了しても継続していかなければならないのだろう。
私もこの際、今までの常識と考えていた生活様式をパラダイムシフトしようと思っている。一時代が終わり、一時代が始まるのだ。こんなことに抵抗していては逆にストレスが溜まって仕様がない。
それと、このような緊急事態にはリーダーの器量が分かる。平時には見えなかった本当の能力が顕在化するのだ。
私が高く評価するようになった政治家は大阪府の吉村知事だ。ストレートで嘘がない。政治家はかくあるべきだと思う。
東京都の小池知事はパフォーマンスが時に目障りな時があるが、その決断力には定評があり、及第点だろう。
それに比して大臣をはじめとした国の政治家は今ひとつのような気がする。
国や自治体のトップはやはり「利他無私」の心で、国民にアピールするリーダーであるべきだと、こんな時だから、妙に納得する。
私も他山の石としたい。
小林 博重