自利利他でウイルスと闘う。

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テレビ朝日の「報道ステーション」のメインキャスター富川悠太アナウンサーが新型コロナウイルスに感染した。13日の月曜日から同番組の出演を見合わせるとか。
緊急事態宣言が発出されたにも関わらず「我関せず」と街を出歩いたり、仲間たちと宴会に興じたりしていた輩とは違い、テレビ朝日は万全の態勢を取っていただろうし、富川さんのコロナウイルスへの意識は我々一般人に比して高いものであっただろうに。その人が感染した。心身の過労が抵抗力を低くしたのだろうか。
①ウイルスを身体に入れないこと。手洗いをとうがいを頻繁に行うことだ。
②入ってもそれに打ち勝つ抵抗力を付けておくこと。そのためによく寝ることだ(私はいつもよりよく寝ている。よく眠ることができる。開き直っているからか)。
すなわち、個人個人が自己責任で万全の対応をすることだ。人のせいにしても自分を守ることはできない。人を恨んでもストレスが倍増するだけだ。
私は組織に属していないため、サラリーマンの人たちに比べ自由が利く。融通が利く。
アポイントは、不要不急のものは全てキャンセルした。4月は週1件程度だ。全く仕事にならないが。
仲間たちとの打ち合わせも濃密接触にならない1.8mを取るようにしている。
手洗いやうがいは頻繁に行う。
神宮外苑もウォーキングやランニングをしている人はチラホラで、私がウォーキングしていても濃密接触はありえないが、それでもマスクは欠かさない。マスクは無意識に手で顔を触ることを防止する役を果たすための必須アイテムだ。 そして、よく眠る。昼寝と合わせて10時間以上は寝ている。
今、首相をはじめ政治家や首長は「人の立場に思いを致して、外出を自粛してください」と宣っている。社会はそれだけ利己主義だったということだろう。 私に言わせれば、人は利己を極めていない。極めようとも思っていない。中途半端な利己主義なのだ。
もっと利己を極めれば、相手のことを考えて行動する。それが自分に跳ね返って、相手も自分のために行動する。そんな人がもっと増えてくれればいい。
やっとそんな基本的なことが分かってきたのだ。それを声高にみんな言うようになってきたのだ。それはみんな自分のためだからだ。
ウイルスは全人類の敵だ。全人類がこの敵と毅然として闘わなければならない。人類同士が内輪喧嘩をしている時ではないのだ。
「戦争と平和」の「戦争」は、人類同士の闘いではない。これは人類とウイルスの闘いだ。
それをウイルスが人類に教えてくれたのだ。
小林 博重