コロナウイルス感染拡大が止まらない。「戦後最大の地球の危機」という表現は大袈裟ではない。
ニュースのみならず、身の周りにおいてその影響が現実のものになってくると、なおさらその危機が絵空事ではなく、その大きさが甚大であることを痛感する。
4月7日に安倍内閣は緊急事態宣言を発出して、東京都ほか首都圏の4都県、関西は大阪府と兵庫県、九州は福岡県の、7都県をその対象地域に指定した。指定されていない地域も全ての道府県は、多寡はあるものの緊急事態であることは同様だ。
その期間は5月GWまでの1ヵ月だが、それで収まるはずがない。ピークが見えてくれば、この混乱は少し落ち着くのではないかと、そんなところだろう。ずっと緊急事態が続けば仕事どころではない。人類の危機、地球の危機だ。
では、私たちはどうすべきなのか。YouTubeでもコロナウイルス対策の動画が出ている。知人の識者からもアドバイスをいただく。論理的に説明され納得すれば、素直に実践しようと思う。
ビスマルクは「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」と言っている。パンデミックは世界的流行ということであるのに、やはり自らが恐怖感を持つところまでいかないと切迫感を持つことができないのは、私を含め殆どの人間は愚者なのかなと思う。 愚者が賢者になるには歴史に学ぶこと、素直な心になることだろう。
「パラダイムシフト」という言葉がある。
「パラダイムシフト」とは、その時代や分野において、当たり前のこととして考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的に劇的に変化することを意味する言葉だ。
昨今においては「固定電話⇨携帯電話⇨スマートフォン」がある。
固定電話が通信の「当たり前の常識」であった人々の概念や価値観が、携帯電話で、さらに革命的にスマートフォンで劇的に変化したのだ。
このコロナウイルスで私が学ぶことは、まず、今まで当たり前と思っていた生き方や生活態度の「パラダイムシフト」をすることなのではないか。 このコロナ危機をチャンスに変えよう。
小林 博重