今週になって急にコロナウイルスが身近になった感がある。それまでも緊張感はあったが、今、世間の雰囲気は様変わりだ。
そんなことで、パートナーの強い取り止めのアドバイスもあり、来週と再来週に予定していた福岡県と石川県の出張を全てキャンセルした。
そのため、私の手帳は4月の予定が殆どブランクになった。しかし、転んでもただでは起きない。OUEN Japan事業の見直しと新規事業としてのジブンインキュベーションの取り組み方についてじっくり考える時間を持つことができた。これら、2つの案件は、私自身にとって大きな人生の転機になるだろうと思う。
この1年、これからのOUEN Japanの在り方をずっと考えていた。
私が元気なうちは何とかなるだろう。しかし、命は有限だ。想いを込めて創った法人であれば、想いが分かる後継者にスムーズにバトンタッチしたい。そして「見果てぬ夢」を繋いでいってほしいと思う。
それともう一つ。
ビジネスマッチング、人と人を繋ぐビジネスは私の得手とするところであるが、私は「ものづくり」にも関わりたい。
私は銀行に勤めていた。それは企業家、起業家が夢を追求するための血液を供給する役目として社会にとって大きな意義があることは理解するものの、自らがその夢を持ち、果たすことに憧れるのだ。 OUEN塾はボランティア。ビジネスとして、夢の追求をしてみたい。
私は運がいい。
漸く人に恵まれ、この二つを果たすことができるように思う。
67歳は老人と言われる歳だ。コロナ騒ぎで老人を強く意識するが、そんなことを考えている場合ではない。
人生現役100年、あと33年。これからが本番の人生だと、仲間たちに出会ってその感を強くする。彼らたちに深く感謝しよう。そして、頑張ろう。
小林 博重