経営コンサルタントの守山淳さんから下記メールをいただいた。その通り。首肯することばかりだ。
今年は九星方位気学では「七赤金星」の年。日本から暗剣方位である中国からのコロナ騒動。依然拡大が止まらない騒動から見えてきたものは「指導者の対応遅れ」「自粛要請に対する鈍感な国民」「益々ひどくなる政治の劣化」などでしょうか。
(1)指導者の対応遅れ
24日、25日の感染者の急激な増加を受け小池知事が25日緊急会見をして外出自粛などを訴えた。首都閉鎖は時間の問題だと思う。
小池知事の強いメッセージに対し「1週間前にこの発言が出ていたら」「オリンピックへの影響を恐れて国民の安全を後回し」といった批判が多い。
北海道知事や大阪府知事は3連休に入る前に自粛を住民に呼びかけたことを考えると批判は的を得ている。
NY州のクオモ知事は、20日民間企業の従業員の出勤停止、在宅勤務義務付け発表したが、そのコメントに「全ての責任は私にある。誰かを責めたければ私を責めて欲しい」と責任者としての覚悟を披歴して称賛を浴びている。
一方 オリンピックの延長は良かったと思うが、そこにいくまでの安倍総理はじめ責任者の対応は、一貫して「予定通り」と言い続け、延長論を口にした柔道の山口委員は、山下会長から非難されました。延長決定後の記者会見で森会長は「予定通りと言い張るほど愚かではない」と発言。ではその前日までの予定通り発言は何であったのか。武藤事務総長は「聖火リレーは予定通り」と言い「延期になったらどうするのか?」の記者の質問に「その時考える」と回答。これが延期決定の前日の発言です。
実業の世界では大きな流れを読み、前広に対応するのが普通の経営者だと思いますが、今の我が国の政治のトップはこの能力、意識が欠落しているとしか思えません。
結局は自分が言い出しっぺで責任を問われるを嫌がっているからでしょう。NY州知事の様な覚悟を持って仕事に向き合っていないと言えます。
(2)自主要請に対する鈍感な国民
TVのニュースなど見ていると、マスクもせず桜見物で賑わう目黒川などが映し出されます。若者は自分は感染しないと根拠のない自信を示しています。
この傾向は日本だけでなく、イタリアの首相が要請を無視する国民に怒りのメッセージを出していますから、世界共通の人間の性なのでしょうか。
自己責任ではあるが、感染は家族や他人に迷惑を掛けることを思えば、自粛する謙虚さが求められいます。政治家を責める前に国民も大いに反省の要ありです。
(3)益々ひどくなる政治の劣化
消費税増税でGDPが大幅に下がったのに「景気は緩やかに回復」の主張を曲げなかった政府が、やっと「回復」の表現を撤回。コロナでの大きな社会不安、景気後退に対し大胆な景気対策をすると唱えながら、まだ具体案が決まらない。消費税撤回も効果なしとして採用せず。現金支給も早くて5月。更に最近自民党から出された案が「和牛購入を促す商品券の発行案」。ネットで反発を受けると今度は「お魚券」。
流石に、ネット上では怒りを通り越して呆れる声が溢れています。どこまでも利権に結び付いた発想しか出来ない政権政党。国民目線は全くゼロである事が判明。
安倍政権の酷さは具体例をあげれば切りがないので割愛しますが、私自身は森友問題での木で鼻を括った様な安倍総理と麻生大臣の対応に腹が立ちます。
元々原因を作った安倍夫人は、一切知らん顔の上に、コロナで自粛要請を亭主がした直後にお友達とミニ桜を見る会を開催しその写真をネットで配信。
この見識の無さが日本のFIRST LADYの実態である。
最後は、責任を押し付けられる佐川氏はじめ官僚諸氏は、今こそ正義のために自分の良心に従って真実を話して欲しいと思います。
人生を閉じる時に振り返って後悔を残す様な生き方はやめるべきです。
皆さんの子ども達がどんな目で貴方を見ているか想像したことがないのでしょうか。
隣国韓国の文大統領は大嫌いですが、21日にコロナウイルス騒動に関連して大統領、首相を始め長官・次官級以上の公務員の給与を30%、4カ月間、国庫に返納することも決めたそうです。コロナは別段彼らの責任ではないし、拡大に比較的成功し国民は評価していると聞いています。
一方、我が国では不祥事を起こした国会議員が国会に出席もしないのにボーナスまで支給されました。
この違いはどこから来るのか。
安倍総理のご意見を聞きたいと思っても所詮事務方のメモを読むだけでしょうから諦めます。
守山 淳 オフィスJ.M 代表
私の「ミッション」を果たすために、
①天が与えてくれた、誰にも負けない「得手を磨き続ける」こと。
②独りでできることは限りがある。信頼できる、心豊かな仲間たちと「協働する」ことが不可欠だと言う「謙虚な心」を持つ。
③そして、私を支えてくれる仲間たちに、深い「感謝の心」を持つ。
「この道より我を生かす道なし。この道を歩く」(下村湖人)
小林 博重