昨日も東京都では40人の感染者が出た、これで3日連続で40人を超える感染者だ。
小池知事は会見で、「不要不急」の意味を問われて、「要は、その日でないと駄目なことがあるかどうか」と説明した。たとえば、
①持病のある人が病院に通うこと
②食料品や医薬品など生活必需品を買うためにスーパーやコンビニに行くこと
等は自粛要請の対象にはならないとの見解だ。一方、不要不急の例としては花見をあげた。
今日からの土日の連休は「Stay at home」 だと。自宅にいてくださいということ。
また、小池さんは「自らで整理していただき判断していただきたい」と語った。
その通りだ。不要不急とは何か。そんな質問はするな。自分の頭で考えよ、ということ。
昨今の日本人の行動を見ていると、まるで子どもと一緒。本質を考えない、考えようともしない。感情の赴くまま行動しているように思う。要は「深読み」ができないのだ。
孔子は世の中を生きていくために一番大切にしなければいけないことは「恕の心」だという。すなわち相手が何を考えているのか、どんなことをしてほしいと思っているのか、してほしくないと思っているのかに思いを致すことが大切であり、それが幸せになる最短距離なのだと言っている。このことは、本質を追求することと同意語だ(本質を追求することは幸せの最短距離なのだ)。
今は、緊急事態宣言直前なのだろう。不要不急なことで外出することは「チコちゃんに叱られる」。家(私の場合、徒歩2分のところにある事務所)ですることは山ほどある。気晴らしでここのところご無沙汰しているウォーキングもしようか。ウォーキングは考えを整理するにはいい運動だ。
小林 博重