第6回【OUEN Japan】望年会 団長挨拶

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OUEN Japan 団長の小林博重です。皆様には、いつも一方ならぬお世話になっております。
本日は年末のご多忙のなか、第6回【OUEN Japan 望年会】にご出席を賜り、誠にありがとうございます。
平成26年1月に、日本に集う大学生や留学生の応援団として【NPO法人 OUEN Japan】を設立しました。
私が青春を過ごした東大応援部は、Service、Sacrifice、Studyの3S-Spiritsをモットーとしておりますが、OUEN Japan に於いては、Support、Strengthen、Sustainの3S-Spiritsを高く掲げております。
すなわち、OUEN Japan は、日本人大学生・来日留学生たちが、「世のため人のために尽くす」グローバル人財に成長するため、彼らを「支援し、力づけ、そして屈することなく応援し続ける」応援団です。
司会をしていただいている大石さんとの二人三脚で、早いもので間もなく満6年を迎えます。これも皆さんのご支援とご鞭撻の賜物と深く感謝するものです。
では、今年度のOUEN Japanの活動実績、および来年度の活動予定をご報告させていただきます。
本年2月に、4日間に亙り、福岡市と北九州市にて、第2回【OUEN塾in福岡・北九州】を開催しました。
昨年は福岡市だけでしたが、今年は北九州市も加わり、福岡県・福岡市・北九州市・九州経済連合会、および九州北部信用金庫協会のご後援と、30社の企業のご協賛をいただきました。
福岡県は、九州大学・福岡大学・西南学院大学・福岡女子大学・福岡工業大学・北九州市立大学等、数多くの大学があり、留学生も3,000名以上が学んでいる“学の都”です。
しかし、留学生の福岡での就職率は、日本の平均が30%弱であるのに対し、5%にも至っていないのが現状です。留学生は殆どが福岡県に勤めない、いや、勤めることができないのです。
この原因は、一つに、福岡にどのような企業があるのか、留学生には殆ど情報がないこと。
二つに、留学生を採用したいと思う企業もどうしたらいいのか分からないことにあります。
そのためには、留学生を特別扱いすることなく、日本人大学生と一緒になって福岡の企業を知ることが、地域活性化と国際交流の両面に資することではないのか。
このような問題意識で、今後も、就職をあまり意識していない大学1~2年生を対象とした【OUEN塾in福岡・北九州】を継続していきたいと考えております。
この2回のOUEN塾を経て、学生リーダーは大きく成長しました。本日の望年会には、学生リーダー 32名の内、東京の学生リーダーの他、福岡と北九州の学生リーダーを併せて7名が参加しております。
続く第3回は、時期は、同じく来年2月に、協賛企業の皆様のご意見も参考にして、更にブラッシュアップして開催する予定です。
参加学生募集活動は、11月の各大学の文化祭において、キャンパス内に「OUEN塾コーナー」を設けて、既にスタートしております。
さらに、OUEN塾は、私のふるさとである石川県でも、石川県と金沢市からご後援を、20数社の企業からご協賛をいただき、来年9月に【OUEN塾in金沢/石川】を開催する予定です。
金沢は加賀百万石の城下町です。北陸三県は、富山・石川・福井の三県からなりますが、金沢はその中核の歴史ある都市です。戦前は、旧制第四高等学校があった“学の都”でもありました。現在は、金沢大学・金沢工業大学・北陸大学・金城大学・金沢星稜大学・金沢美術工芸大学等、大学生や留学生が多数学んでいる都市です。そして、4年前に北陸新幹線が開業してから、益々金沢は元気になっています。
また、私が生まれ育った能登は、人口減少・少子高齢化では日本の先頭を走る地域ですが、OUEN塾を通して「如何にすれば能登は活性化するのか」を参加学生と能登の経営者がブレーンストーミングをすることを考えております。
私は、「この世に生まれてきた意味」とは「世のため人のために尽くす」ことであると考えておりますが、その中には「ふるさとに尽くす」ことも含まれております。幼少のおりから、いつかは「ふるさとに錦を飾る」ことを夢見ておりました。OUEN塾を通して、ふるさと能登に少しでも貢献できたらと思っております。
さらに、能登の地域活性化に関しては、OUEN塾に加え、能登空港⇔関西空港の就航路線を実現することにより、その目的を果たしたいという想いもあります。
私は、格安航空会社「ジェイ・キャス」の顧問をしておりますが、現在のANAによる羽田⇔能登の就航路線に加え、関西と能登を空路で繋ぐことにより、能登を元気にしたいと思います。
このように、OUEN Japanは、大学生や留学生の応援団に加え、OUEN Japanを応援いただく企業の皆様の応援団として、一歩ずつ地道に活動を積み重ね、ミッションを達成してまいる所存です。皆様方には、今後とも、末永いご支援・ご鞭撻をいただければ幸甚です。
最後に、この1年、皆様方には大変お世話になりましたことを深く感謝いたしますとともに、来年が皆様方にとりまして幸多く希望に満ちた1年となりますことを祈念して、開会のご挨拶とさせていただきます。
どうもありがとうございました。
小林 博重