ふるさと石川を想う。

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[OUEN塾in金沢/石川]の参加学生募集のポスター(案)が出来上がってきた。
図案は、石川県の地図、金沢・加賀・能登を代表する写真、協賛会社の会社ロゴが表示されている。
金沢/兼六園、東茶屋街、金沢駅(鼓門、もてなしドーム)
加賀/白山
能登/見附島(軍艦島)、千枚田
ポスターを見て、石川県は実にバランスがいい県だと思う。
武家文化が横溢している金沢、自然豊かな加賀の白山と能登の海岸線だ。どちらが上でどちらが下というわけではなく、お互いが自己主張しながらも他を立てるバランス感覚だ。これからの世界、人間関係はこうあるべきだと思う。
そして、私のふるさとだ。能登に生を享け、幼児から中学生まで能登の豊かな能登の自然の中で育った。高校生の3年間は、文化都市金沢でその息吹に触れた。能登も金沢も、私には思い出深いふるさとだ。
このような形でふるさとに帰ることができるとは思ってもみなかった。これからのOUEN塾をはじめとした私の活動を「ふるさとに錦を飾る」レベルにまで引き上げる努力精進をしなければならないのだ。
ふるさとの訛り懐かし
停車場の人ごみの中に
そを聞きにいく
石川啄木
ふるさとはとおきにありておもうもの
室生犀星
私は、ようやく67歳になって東京からではなく、ふるさと石川の地で、ふるさとを懐かしむことができるのだ。
その点で、啄木や犀星の境地から一歩出ることができる。
小林 博重