企業の成長発展には「戦略と戦術の違いが分かるクレバー な人格者(人財)」が不可欠だ。

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仕事がら、様々な業種や地位の人たちとお会いする。Mapは直にビジネスサポートだから、ビジネスでは戦術のサポートの位置付けだが、OUENはボランティアであるが、人財に関するサポートの意味合いもあるので、こちらは戦略のひとつとも言える。そして、それぞれの企業の反応を見聞きすると企業の考え方がよく分かる。
経営層は総じてこの戦略と戦術の違いを理解していると思うが、そうでない人も間々いる。人事総務部門に関わっている人は経営層のサポーター、予備軍と思うが、目先ばかり見ている人も多く見受けられる。企業の大小ではなく、社員がサラリーマン化しているか、そうでないかの違いだ。それが企業のレベルと言える。
「戦略」とは、一般的に特定の目的を達成するために長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術、科学である。つまり戦略とは「進むべき方向性、シナリオ」だ。
「成果を出すために何をするのか」
「何を捨てれば効率的なのか」
など総合的な準備、計画、運用の方策で、目的を達成するために立てるシナリオだ。
一方、「戦術」とは、作戦・戦闘において任務達成のために部隊・物資を効果的に配置・移動して戦闘力を運用する術である。つまり戦術とは「手段、オペレーション」だ。
つまり、戦術は戦略を実現させるための手段であり、成果を出すための具体的な方法を指す。
戦略は、英単語で表すとWHAT(目的)「何をすればいいのか」「何をすれば儲かるのか」というところから考え、企業の進むべき方向を考えることが戦略だ。
一方戦術とは、英単語で表すとHOW TO(手段)
現状の延長線上でやり方や方法を改善したり、業務を効率化したりすることが戦術と言える。
戦略があるからこその戦術であり、戦術と戦術は一緒のようで役割が全く違うのだ。
成長する企業は、戦略を考えることができて、それを戦術に落とすことができるクレバーな人財が各部署に点在している。
私もOUENとMapのそれぞれの目指すところを明確に認識して、企業をサポートしていきたいと思う。
小林 博重