9月の石川県出張を終えて

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3泊4日の石川県出張が終わった。最後の日の金沢は、真夏に逆戻りしたかのような猛暑だ。最高気温は33度。蒸し暑い。
帰りの新幹線は、指定席で金沢発21時ちょうどの「かがやき」だったが、仕事が早く終わったので、金沢発18時9分の「はくたか」にした。
金沢駅は金曜日の午後ということもあるのだろう。みどりの窓口は50人以上の切符を求める客の列が続いていた。指定席変更を考えたが、どれだけ時間がかかるのか分からない。始発駅だし、座ることができるから、そのままの特急券で「はくたか」自由席に乗ったのだ。
とにかく、金沢は観光客で溢れている。いつものことだ。外国人も多いが、白人が目立つ。タクシーの運転手さんの話では、外国人の「日本の人気観光地」は金沢が5本の指に入るのだとか。 東京と大阪からは2時間半の時間距離。もっと移住が進んでもいい(金沢の人口は47万人で、まだ50万人には至っていない)。
私は金沢への移住もいいが、穴場は能登ではないかと思う。OUEN塾で「能登の地域活性化」に焦点を当てようと思ったことが、その想いを一層強くした。これは夢や絵空事ではない。地域活性化は仕掛け次第だと思う。その思いを強くすることと知恵を絞り出すことだ。
恵寿総合病院の進藤理事は、「能登には人財が来ない。いい人だと思っても能登への想いがないのと、報酬の額の不満もあるのだろう。なかなか定着しない。能登はいいところなんだが」と。 人財とは知力だけではない。価値観の転換が必要だ。人間力も不可欠のように思う。
「はくたか」の自由席は高崎では席に座ることができない乗客が通路やデッキに立っていて、立錐の余地もない。
1週間の心地よい疲れとお酒で酔いが回って、1時間はウトウトしただろうか。まもなく大宮に着く。3時間はあっという間だ。明日明後日は何もアポがない。ゆったりとした連休を楽しもう。
小林 博重