本質志向をする。

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人生を生きていくに於いて、
①本質志向をするか、
②目先の利を追い求めるか、
の2つがあるように思う。
私は何事も突き詰めて考えることが性になっているので、どうしても自分が納得できないと前に進めない。ビジネスも本質志向が大切であり、それは不可欠であるとも思うが、商才がある人であれば目先の利を優先してビジネスを成功に導くことは間々ある。それが長続きするかどうかは別にして。
松下幸之助さんや稲盛和夫さんは、本質志向と商才を併せ持った人だ。経営を哲学にまで昇華させている。それが究極の経営者であろう。
私は、人生を振り返り、そして、自らを客観的に見つめてみて、決して商才があるとは思えない。
そんな人間がまもなく67歳になろうとしているにもかかわらず、残りの人生で、天から与えられたミッションを果たしたいと強く願っている。なんとか果たしたい、できないことはないと本気で思っている。
では、そのためには何をするべきか。
やはり、正道である「本質志向」をすることだろうと思う。
[OUEN塾]で多くの企業を訪問する。
B to Bの企業は、それなりの規模になってはいても、リクルートでは苦労しているようだ。大手有名企業のグループと分かる社名でないと、学生とのマッチング会場では学生の集まりは悪いのだとか。学生は名前を知っている企業に目が行くのでそれも致し方ない。
では何をすればいいのか。
私が辿り着いた結論は、大学1〜2年生が自主的に企業を研究し、企業訪問して、企業オーナー、幹部、若手社員との交流をするOUEN塾のイベントを開催することだ。これは私の本質志向の行き着いた形だ。
そのことを企業訪問で説くのだが、皆さん、私の言っていることは正論なのだろうが、目先の問題を直ぐに解決するわけではないと思うのだろう。何度か足を運んでも、賛同に至る確率はさほど高くない。
世の中、そんなものだ。本質志向は「急がば回れ」。形にするには時間がかかる。だから、ネバーネバーネバーギブアップ精神がないと成功しない。ネバーギブアップでなく、ネバーが3つ必要なのだ。 イギリスのチャーチル首相は第二次世界大戦のおりに言っている。“ネバーネバーネバーギブアップ”と。
ようやくOUEN塾は形になってきた。私が元気なうちは何とかなるだろう。しかし、いつかはそうでなくなるのだから、そろそろ、その準備を始めないといけない。さもないと、私の利他は、利己になってしまう。
OUEN塾を本当の利他にするために、時間がかかっても「本質志向」をし続けるネバーネバーネバーギブアップの精神で頑張ろうと思う。
小林 博重
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