人間万事塞翁が馬

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昨日は、福岡女子大学〜福岡工業大学〜三好不動産を訪問し、天神で九州シー・アイ・シーの鶴常務と待ち合わせして打ち合わせをした。OUEN塾の経過報告とMapのビジネスマッチング関連だ。これらは順調だったのだが、私が有意注意を怠ったため、エライことになりそうになったのだ。財布より大切な、私の命の次に大切な「黒革の手帳」を失くしてしまったのだ。福岡工業大学を訪問する前に気がついた。どこへ置いてきたのだろう、ホテルに置いたままにしてきたのだろうかと、それまでの私の行動を思い出しても思いつかない。きっと直前に伺った福岡女子大学の梶山理事長の理事長室なのではないかと思い、秘書の髙橋さんにお電話して聞いてみても、理事長室にはないという。それではきっとホテルだろうと思って、三好不動産訪問の前に少し時間があるからホテルに戻ることにした。
福岡工業大学の訪問を終えて、博多のホテルに向かっていた時に、秘書の髙橋さんから電話があり、「手帳は理事長訪問の後に伺った財務グループの部屋にあった」と。
ホテルに戻って、手帳がなくて途方にくれることを考えたら、どっと力が抜けた。
髙橋さんに、手帳を6時過ぎに天神駅地下のドトールコーヒーまで持ってきていただいて事なきを得た。
髙橋さんに何かお礼でもと考えた。「そうだ。髙橋さんがご都合が良ければ、夕食でもご一緒しよう」ということで、天神でボトルが入っている四川料理の三鼎福岡に行ったが、昨日は予約でいっぱいだった。では、梶山理事長にご紹介いただいた春吉にある福喜だと思い、女将さんにお電話したところ、ちょうどカウンターの2席が空いていた。
福喜には私のボトルが入っている。3ヶ月ぶりだろうか。髙橋さんと美味しい海の幸とお酒を堪能した。
こんな事でもないと髙橋さんとは懇親の席を持つことはなかっただろう。髙橋さんとはOUEN塾のことや人生についてまで、いろいろな話をした。私の息子と同い年だとか。
私は、もう自分の子どもの年代の人たちと、人生の話ができるほどの高齢になったのか。11月で67歳だ。ビジネスでもボランティアでも、お付き合いするのは、18歳を下限に、殆どが私より若い人たちだ。おかげで心は若返る。そして自分が歳を取ったことを実感する。
しかし、梶山理事長は私より一回りも上。心身ともに青春そのものだ。それを考えると私も負けてはおられない。
人生の大先輩と、青年・壮年・熟年の歳下の人生の後輩たち。彼らのおかげで私は素晴らしい白秋を愉しむことができる。全ての人たちに感謝したい。
小林 博重
[人間万事塞翁が馬]

昔の中国のお話です。
ある塞(砦)に近いところにおじいさんとその息子が住んでいました。
ある日、おじいさんが遊牧民族の地へ逃げていってしまいました。
周囲の人ががいなくなったことを悲しんでいるだろうと思いました。
しかし、おじいさんは「いやいや、これが幸福になるかもしれないのだよ」と笑っています。
そして、数ヵ後そのが逃げていった地の良を連れて帰ってきたのです。
しかし、おじいさんは「もしや、これが不幸の元になるかも知れぬ」と心配そうです
おじいさんの言ったとおり、その連れ帰ってきたに乗っていた息子が落してしまい、
股(もも)のを折る大怪をしてしまったのです。
それでも、おじいさんは「もしかしたら、これは幸福だったのかも・・・」と言います
その年、おじいさんたちの近くの砦に突如敵が攻め込み大きな戦が起こりました。
その砦の周囲の若者は戦に借り出され、そのどが戦死してまいました。
しかし、そんな中おじいさん息子折していたために戦に借り出されず、事に生き残ったのでした。

で、何が言いたいのかというと「何かが起こった時、一見幸福でも後の災いに、一見災いでも後の幸福になることがある。人間の幸不幸は解らないものである」ということである。
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