北九州市産業経済局の杉本課長から嬉しいメールをいただいた。
再来週に福岡・北九州出張のおり、OUEN塾協賛企業候補を、複数社ご紹介いただけることになった。それも同行していただけるのだ。
[OUEN塾in福岡・北九州]は、福岡県に学ぶ日本人大学生や来日留学生と、主に地元企業との交流を通じて、若者たちが福岡や北九州を知り愛着を持つことにより、地域活性化に貢献することを目指している。 2日間のフィールドワークは、日本人大学生と来日留学生が一緒になって企業研究して企業訪問して、企業のトップや若手諸氏と意見交換をすることだ。
今までは、私が私の人脈を駆使して、福岡の企業を開拓してきたが、第2回から参加いただいた北九州市からは、企業をご紹介いただくという、自治体では考えられない有難いご対応をいただいている。 中でも、杉本課長は明治大学卒。私と同じ東京六大学の仲間だ。特に、東大は本郷、明治は駿河台と、地下鉄では一駅隣の隣組同士だ。
そして、剛毅木訥の明治は私の気性にフィットする愛すべき大学だ(昨今の明治大学は、女子高校生の行きたい大学のトップらしく、大学もイメチェンを図っているようだ。駿河台のキャンパスに行くとその雰囲気は華やかさで溢れている)。
北九州市は昭和38年の5市(八幡・戸畑・若松・小倉・門司)合併以来、北九州工業地帯の中心であり、日本の高度成長期をリードした日本で初めての政令指定都市だ。 しかし、産業が重厚長大から軽薄短小に移行した現在は人口も当時の100万人から95万人を切っている。
北九州市には九州工業大学や北九州市立大学など、優秀な学生を輩出している大学がある。しかし、なかなか北九州市の企業を就職の対象とする学生は多くないらしい。
まずは、学生に北九州市にどんな企業があるか知ってもらうことだ。知ってもらって、彼らが北九州市をしっかりと認識することだ。そして、そのことを友達に口コミやSNSで伝えることからだ。
第1回のOUEN塾で感じたことだが、学生たちは殆ど福岡県の企業のことを知らない。知っている企業は九電とかJR九州とか西鉄とか、日頃目にしている企業くらいだ。 何事、愛するとか生きるとか、人間が幸せな人生を送るにつけ、知ることは全ての原点であり、スタートなのだ。
杉本課長は北九州市を愛しているのだろう。私もOUEN塾を北九州において開催するに際し、そのパッションを受け継いで、同じ温度でOUEN塾を開催しなければならない。いや、そのパッションを持たなければOUEN塾は成功しないのだと思う。
全ては「パッション」と「世のため人のために尽くす」という想いがことの成否を決する。
19日に杉本課長と一献傾ける。実に楽しみだ。
小林 博重
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