ひょんなことから人は心を開く。

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昨夜は、絹川商事の絹川善隆社長と金沢工業大学3年生の澤田翔吾君と、room金沢工大前店で、OUEN学生リーダー集めの打ち合わせをした。そのあと野々市の中華料理店の桃花片にて懇親の席を持った。
お二人とお話ししたのは今回が2度目だ。昔からの知り合いのように、打ち解けた楽しい有意義な打ち合わせになった。
絹川商事は絹川社長のお祖父様が初代だ。絹川社長が三代目。お祖父様、お父様もお名前に「善」の字が付いている。本社の入口の石碑には会社のポリシーが記されている。それは、「善の循環」だ。まず、人のために行動せよ。その後で自分のことを考えよと。これは「自利利他」と共通する。 同社は主として野々市市を中心に不動産の仲介をしているが、地域活性化のために建設設計等、不動産に積層させたビジネスを展開している。 金沢工大の学生は部屋探しでお世話になる会社のイメージだが、もっと幅広な会社だということを知ってほしいのだと。
OUEN塾では、社長の人生哲学を学生たちに熱く語ってほしい。
「自利利他」
自利とは、自らを利する意で、自己の解脱(げだつ)のために努力し修行すること。
利他とは、他の人々の利益(りやく)を図る意で、人々の救済のために尽力すること。
大乗仏教では、この自利・利他がともに完全に行われることを理想とした。また利他のために自らの人格を完成することを目ざした。
澤田君は、私が「変わった面白いおっちゃん」だという。だからOUEN塾に興味を持って、リーダーをやってみようと思ったのだと。
何が変わって面白いのか?
それは、何も自分の利にならないボランティアをビジネスに掛ける時間と同じくらいの時間を掛けてしているのだろう。それが不思議で興味が出てきた。だから、学生リーダーになって手伝おうと思ったのだと。
今は分からなくていい。OUENリーダーをしていれば、自然と何が人生で価値があることなのか分かってくるだろう。汗をかいて考えて、身に付いたことが本当の血肉になるのだ。
澤田君に期待することは、まずOUENリーダーを、絹川社長と相談しながら、金沢工大と県立大から5名集めること。頑張ってほしい。
もうすぐ67歳になろうとしている面白いおっちゃんと、50歳の不動産会社の社長と21歳の大学生が、和気藹々と、人生を語り合う。なかなかいいものだ。それがあるからOUENはやめられない。
小林 博重
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