東大応援部でもOUEN Japanでも女性優位

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東大応援部から「赤門鉄声会報」(応援部OBOG会の年会報)が送られてきた。
会報には、
①応援部の1年間の活動
②OBOGからの寄稿
③現役部員の稿
④会員向けのお知らせ
⑤規約・OBOGおよび現役の名簿
今年の新人の欄を見て驚いた。
新人22名の内、リーダー0・ブラスバンド11、チアリーダー11だ。男女別では、男子3、女子19。86%が女子だ。
男子は3名全てがブラスバンド、女子はブラスバンドが8名、チアリーダーが11名。一般的にリーダーは男子、チアリーダーは女子、ブラスバンドは男女だ。私が現役だった昭和40〜50年代までは応援部といったら圧倒的に男子の世界だった。女子が入部してもどのように扱ったらいいか戸惑うところがあり、1年もすれば退部していた。それは180度の様変わりだ。
OUEN Japanの学生リーダーもほぼ同じ。九州共立大学から男子が5名入ってきて、少し男子の比率が高まったが、それでも男子は9名、女子は28名。68%が女子だ。
最近の若者は草食系男子が増えてきている。
また、21世紀はダイバーシティの時代であり、女性の生き方や働き方は多様化している。そのためもあるのだろう。学生生活も積極的生き方を模索しているのだ。男子は、チコちゃんが言うところの「ぼーっと生きている」のではないか。少し日本の将来が心配だ。一層、女性の活躍の場を提供して、日本をリードしていってもらわなければならない。
私は大学では男子の世界に生きてきた。昭和60年に男女雇用均等法が成立して、銀行では総合職は男子の世界だったものが女子も採用する時代になった。 私は人事部採用担当として女子採用にも注力したが、それは半ば数合わせのところもあり、事務職とは明確に区別できる女子の総合職を一桁採用した。
会社の中も受け入れ体制が整っていなかったこともあり、その時の採用した8名の女子総合職は数年のうちに全員退職した。今でも彼女たちには申し訳ないことをしたと思っている。彼女たちはガッツある優秀な女性であったため、現在は別の世界で元気に活躍している。
そのような先達のおかげで日本も少しずつ女性の活躍の場が拡がってきているが、まだまだ役員や管理職の比率は日本は低迷している。日本は、まさにこれからなのかもしれない。
OUEN Japanは、日本のダイバーシティ推進のため、微力ながら精進していきたいと思う。
小林 博重
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