会宝産業(株)のこと

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昨日の最初の会社訪問は金沢市東蚊爪町に本社がある会宝産業(株)だった。
苗加不動産の米山さんのご紹介だ。お会いしたのは、執行役員社長室長の佐藤寧彦さんと学生の窓口であるシステム業務室の安部勇汰さん。
会宝産業は、1969年(昭和44年)創業。事業内容は自動車リサイクル、中古車部品の輸出・販売だ。2006年には石川県ニッチトップ企業に認定された。中古部品の輸出実績は世界90ヶ国に及ぶ。SDG sに対応するビジネスモデルだ。国連の場においても社長が会社の取り組みを発表されたとか。カンブリア宮殿にも出演されたとか。
私は会社の名前の由来を聞いた。「宝」に「会う」と書いて「会宝産業」。
愛すべき宝を守るために、まだ見ぬ宝に出逢うために、同社は静脈産業の旗手として循環型社会の実現を目指す。培ってきた自動車リサイクルのノウハウをベースに、ゴミと呼ばれているさまざまな使用済み製品を資源に変える。そして、世界中のゴミを資源に変えて、美しい環境をつくる。人類の宝である地球という星をキレイにする同社の仕事は、世界平和につながる仕事だ。
それは言葉だけではないと思った。佐藤さんや安部さんの誠実な対応、物腰は、ビジネスを超えた、温かい人間の血が流れている。
OUEN塾は、「世のため人のために」尽くす若者を育てたいと思う。OUEN塾を通して、地域に根ざす企業を知ることにより、そこで息づく温かく熱い人の心を実感すること。そして共にその地域を活性化させ、延いては日本のため世界のため、世界平和のために尽くす人間になってほしいと思う。OUEN Japanと会宝産業のコンセプトは全くもって共通している。 ハナ肇ではないが、「あっと驚く為五郎」だ(このギャグはちょっと古い)。
是非、会宝産業を大学生や留学生に知ってもらいたいと思う。同社に流れる温かく熱い息吹を感じて、人格の陶冶を極める一助にしてほしいと思う。
我がふるさとにこのような品格ある会社があったことに感動した。石川県出身として誇りに思った。
夜は、同じ志を持つツエーゲン金沢GMの西川圭史さん(東大アメフト部元キャプテン)と尾山町の「そばのはな」で一献傾けながら、その感動に浸った。いい一日だった。
小林 博重