1票の重み

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昨日、4月21日の港区区議選で私が投票した石渡ゆき子さんが当選のご挨拶に見えた。石渡さんは、朝倉幹晴さん(東大応援部後輩、船橋市議会議員)の紹介で、無所属新人で区議選に立候補した。結果は最後の一枠に滑り込みセーフ。1票差での綱渡り当選だ。地方議会議員選挙ではこんなことが日常茶飯事なのだろうか。私が投票した候補者では初めてだ。1票で天国と地獄とは、人生は厳しいものだ。
これは選挙に限らず、人生至るところであることだ。その事実が公にされていないだけだ。試験の点数は正規分布になるだろうから、合否ラインに多くの受験生が集まっている。1点差で当落が決まるのだ。それは当たり前のことで、それが人生なのだ。
「天国と地獄」という。当選者や合格者は天国、落選者や不合格者は地獄だ。しかし、長い人生から考えると、決してそうではない。当否(合否)がスタートなだけで、それからどのような人生を歩むかによって天国と地獄が決まる。要は考え方なのだと思う。
松下幸之助さんはどんな時でも「私は運がいい」「順境よし、逆境なおよし」が口癖だったとか。全ては天が与え給うた試練なのだとか。天は人をこの世に送り出すとき、人それぞれに相応しい「人生のミッション」を与えるのだ。それは、「善かれかし」という宇宙の大流に沿ったミッションなのだ。天は悪いようにはしない。全ては善かれかしなのだ。それは順境であるときも逆境であるときもある。人間が成長するのは順境よりも逆境のときだ。だから幸之助さんは「逆境なおよし」と言われる。
石渡さんは1票で天国(順境)だったが、これから彼女の真価が問われるのだ。1票の重みに心して、頑張ってほしい。
更なる健闘を祈る!!!
小林 博重
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