昨日は、久しぶりにMapビジネスで3社を訪問した。3社ともOUEN Japanの協賛企業だ。OUENを応援していただいているので、こちらも彼らを応援する。応援とは双方向のキャッチボールだ。OUENの協賛企業は首都圏のみならず福岡県や石川県にも拡がってきているので、協賛企業同士のビジネスマッチング、ビジネスコラボレーションを核にしてビジネスの拡がりを模索する。そうすれば頭は自ずと「柔らか頭」になる。私の場合、この柔らか頭は経験知から来ている。頭でっかちの方ではないので、経験をしなければ学びはない。協賛企業が増えてきたため、柔らか頭は一層拍車がかかるのだ。面白いものだ。
企業のお手伝いができて成果が出ると、Mapも潤う。そうすれば、MapはOUENに資金面で応援することができる。ウィンウィン、さらにウィンウィンウィンになる。近江商人の三方よしだ。
安藤裕美さんはまだ33歳の若い女性経営者だ。彼女とラインで「経営に関する議論」を重ねる。経営哲学や経営理念や志からはじまって、福利厚生や売上拡大、経費削減の戦略戦術まで、幅広いブレストだ。
人間は私利私欲の塊であり、私たちの生きている世界は魑魅魍魎が蠢いている。それに厭世的になるのではなく、そんなものだと素直に受け入れて、彼らと如何にコラボレーションして理想に向かって邁進していくか。彼らを敵視するのではなく、想いを分かってもらい味方になってもらうことだ。これこそ豊臣秀吉や田中角栄に代表される「人誑し(ひとたらし)」だ。人誑しでなければ経営者になることはできない。人の上に立つリーダーになることはできない。
人生を前向きに捉えることだ。明るく真っ直ぐに、素直に捉えることだ。桃太郎や金太郎は鬼を信奉させて味方につけたのだ。単なる力づくではない。鬼神をも味方につける人誑しになることだ。そんな話もする。
若い経営者を育てることは、この自分も育つことになる。そんなことを考えると、教育者は人を教えることで自らも育つことになるのだと痛感する。まさに教育(教え育てる)から共育(共に育つ)にアウフヘーベンするのだ。その意味で、精魂込めて若い経営者を育てたいと思う。
小林 博重
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